鬼滅の刃 柱稽古編:義勇の過去が明らかに 羽織に秘められた意味 錆兎の思い 第2話が「神回」と話題

「テレビアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
1 / 5
「テレビアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「柱稽古編」の第2話「水柱・冨岡義勇の痛み」がフジテレビ系で5月19日に放送された。第2話では、水柱・冨岡義勇の過去が描かれ、柱稽古に参加しようとしない理由、羽織の柄に秘められた意味が明らかになった。

ウナギノボリ

 義勇は、竈門炭治郎が最初に出会った柱で、人気声優の櫻井孝宏さんが演じている。「竈門炭治郎 立志編」で、炭治郎に育手の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)を紹介し、鬼殺隊の道へ導いた恩人でもある。「柱稽古編」では、鬼殺隊が一丸となって柱稽古を行う中、義勇は稽古(けいこ)に参加せず孤立していた。

 第2話では、義勇が炭治郎に「俺は最終選別を突破していない」と稽古に参加しない理由を語った。義勇は、鱗滝の下で一緒に鍛錬した同い年の錆兎(さびと)に助けられ、最終選別で何もできなかった。義勇は選別には受かったが、「一体の鬼も倒さず、助けられただけの人間が果たして選別に通ったと言えるのだろうか」「水柱になっていい人間じゃない」と自身を責め続けていた。

 義勇は、炭治郎の一言により、錆兎に頬をたたかれ「自分が死ねばよかったなんて二度と言うなよ」と言われたことを思い出す。義勇には、蔦子(つたこ)という姉がおり、彼女は祝言を挙げる前日に鬼に襲われ、義勇を守って死んでいった。義勇に対し、錆兎が「姉が命をかけてつないでくれた命を、託された未来を、お前もつなぐんだ義勇」と語りかける回想シーンが描かれ、SNSでは「泣いた」「胸が熱くなる」と心を揺さぶられたファンも多かった。

 第2話では、13歳の頃の義勇と錆兎が笑い合う姿や、錆兎が水の呼吸を繰り出すシーン、最終選別の後、義勇が一人で苦悩する場面など、義勇の過去が丁寧に描かれ、「神回」と話題になった。本編後の「大正コソコソ噂話」では、二つの生地が使われている義勇の羽織について、半分は錆兎の形見、もう半分は姉の蔦子の形見であることも明かされた。

 「柱稽古編」は、フジテレビ系で毎週日曜午後11時15分に放送中。

写真を見る全 5 枚

アニメ 最新記事

MAiDiGiTV 動画