生田絵梨花:笑顔の少ないクールな美人秘書役に苦戦 プロデューサーを質問攻めに 「アンメット ある脳外科医の日記」

ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に西島麻衣役で出演している生田絵梨花さん=カンテレ提供
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ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に西島麻衣役で出演している生田絵梨花さん=カンテレ提供

 元「乃木坂46」で俳優の生田絵梨花さんが、杉咲花さん主演のカンテレ・フジテレビ系“月10”ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10時)で大学病院のクールな美人秘書を演じている。生田さん演じる西島麻衣は、医療グループ会長の孫娘で将来有望な脳外科医の綾野楓(あやの・かえで、岡山天音さん)と愛のない政略結婚を進めているという役どころだ。これまでのイメージから一転、今作では笑顔も少ない難しい役に挑んだ生田さんが、撮影現場の様子や杉咲さんとのエピソード、今後の見どころについて語った。

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 ◇杉咲花と「お互いのストレス発散の仕方が同じだった」と盛り上がる

 ドラマは、事故で脳を損傷し、過去2年間の記憶がすっぽり抜け落ちた上、今日のことを明日にはすっかり忘れてしまう記憶障害の後遺症と向き合う脳外科医、川内ミヤビ(杉咲さん)が主人公。原作は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で2020年から連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」で、元脳外科医の子鹿ゆずるさんが原作、大槻閑人さんがマンガを手がけている。

 生田さん演じる麻衣は、関東医科大学病院脳神経外科の秘書。周辺地域で絶大な影響力を持つ西島医療グループ会長の孫娘で、関東医大病院脳外科医の綾野と婚約中。お互い悪びれることもなく、愛のない政略結婚を推し進めているが……。

 第6話(5月20日放送)で、綾野は三瓶(若葉竜也さん)らに巻き込まれる形で、大迫教授(井浦新さん)に反旗を翻してしまう。麻衣と結婚し、出世街道をひた走るのかと思いきや、ミヤビ(杉咲さん)を助けたいという気持ちも捨てきれない綾野の様子に麻衣はいら立ち、三瓶に苦言を呈した。

 生田さんは、今作について「周りの方から『見てるよ!』と言われる機会が本当に多いです」と喜ぶ。

 麻衣を演じるに当たって、「前半は、『この人は何者なんだろう』と思わせるのが麻衣の役割だと思って演じていました。麻衣はなぜそういう行動をとるのかを明らかにしていない部分が多くあるので、本音や、今後明らかになる事実を含みながら、丁寧に作れたらと現場で模索していました」と語る。

 撮影では「関東医大チームの井浦新さん、岡山天音さんとのシーンが多いので、プロデューサーさんと一緒にランチをしながら4人でお芝居のことについて話し合ったり、貴重な時間を過ごさせてもらっています。ただ、私は麻衣の行動や発言と心情をつなげることに苦戦して、プロデューサーさんに質問する機会が多くなってしまった時期があって……。結構長い時間話し合いをしていたら、井浦さんに『まだ質問してたの!?』と驚かれたこともありました(笑い)」と明かす。

 主演の杉咲さんについては「いつも自然体で気さくに話しかけてくださいます。シーンの相談をしている中でハッとさせられる気づきをもらえたり、不安なことを一緒に悩んでくれたり、杉咲さんの優しさや繊細な心配りに日々救われています」と感謝し、「杉咲さんと『わかる~!』という共通点が見つかるとすごくうれしくて、この間は、お互いのストレス発散の仕方が同じだったことが分かり、盛り上がりました!」という。

 4月に歌手としてソロデビューし、夏には「素晴らしき哉、先生!」(テレビ朝日系)で地上波連ドラに初主演する生田さん。ミュージカルや音楽番組のMC、声優など幅広く活躍している。ハードな日々を乗り切るためのリラックス法は「辛いものを食べて、気分転換しています!」と明かした。

 最後に、27日放送の第7話以降の見どころを「ミヤビの記憶のこと、そして、そこに関わる関東医大のことが徐々に明らかになっていきます。また、麻衣と綾野の関係性にもぜひ注目してご覧いただけたらうれしいです」と語った。

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