海のはじまり:大竹しのぶが“海”泉谷星奈の祖母役 大切な一人娘を失った悲しみを抱える

連続ドラマ「海のはじまり」で南雲朱音を演じる大竹しのぶさん(C)フジテレビ
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連続ドラマ「海のはじまり」で南雲朱音を演じる大竹しのぶさん(C)フジテレビ

 人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん主演で7月1日にスタートする“月9”ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系、月曜午後9時、初回30分拡大)。脚本が生方美久さん、演出が風間太樹さん、プロデュースが村瀬健さんと、2022年10月期の「silent」チームが再集結し、“親子の愛”をテーマに描く完全オリジナル作品。ここでは、大竹しのぶさん演じる南雲朱音を紹介する。

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 ◇不妊治療の末に授かった水季を大切に育てるが…

 朱音は、亡くなった水季(古川琴音さん)の母親で、水季が大学生になり東京に行って以来、夫・翔平(利重剛さん)と静かな生活を送っている。水季は不妊治療の末に授かった大切な一人娘で、時に親子げんかをすることや、思いとは裏腹にすれ違ってしまうこともあったが、全力で愛情を注いで育ててきた。

 親子のコミュニケーションに関していろいろと感じていたある日、水季に子どもができたことを知り、どうするのか激しい言い合いになる。結果、水季は子どもを産むと決め、父親である月岡夏(目黒さん)には知らせず、一人で海(泉谷星奈ちゃん)を育てる決心をする。そんな水季を見守ってきた。

 次第に母と娘の関係も修復し始めていたさなか、大切な一人娘が自分より先に死んでしまうという過酷な現実を突きつけられてしまうことになり……。

 ◇初回ストーリー

 東京の印刷会社に勤務する月岡夏には、化粧品メーカーで働く百瀬弥生(有村架純さん)という恋人がいる。2人は平凡だが、幸せな日々を送っていた。ある日、夏のアパートで夏休みの予定を合わせようと話していると、夏のスマートフォンに着信が。応対した夏の表情がこわばる。

 翌朝、夏は実家に向かう。突然の訪問に、朝食を食べていた父・和哉(林泰文さん)、母のゆき子(西田尚美さん)、弟の大和(木戸大聖さん)は何事かと思うが、多くを語らない夏の雰囲気に事情を察する。自室で喪服を出していた夏に、和哉は黒いネクタイを差し出す。

 葬儀場に来た夏は、「故 南雲水季 儀 葬儀式場」と書かれた案内板の前で立ち止まる。大学時代の友人・真山純希が「何年ぶり?」と声をかけてきた。「8年ぶり」と答える夏。亡くなった水季は、夏が大学時代に交際していたかつての恋人だった。

 夏は焼香の列で、水季の母・朱音)、父・翔平ら親族にあいさつをした際、一緒にいる女の子に目をとめる。その女の子が水季の子供だと知り、夏は驚く。

 夏が葬儀場のロビーにいると、先ほどの女の子が津野晴明(池松壮亮さん)と会場から出てくる。夏が話しかけると、女の子は海と名乗り、6歳だと夏に告げる。夏は、水季との記憶に思いをはせ……。

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