ふれる。:YOASOBIが初の劇場版アニメ主題歌 長井龍雪監督「人の心に強く“ふれる”楽曲を」

劇場版アニメ「ふれる。」のキービジュアル(C)2024 FURERU PROJECT
1 / 4
劇場版アニメ「ふれる。」のキービジュアル(C)2024 FURERU PROJECT

 人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」「心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)」などで知られる長井龍雪監督のオリジナル劇場版アニメ「ふれる。」で、音楽ユニット「YOASOBI」が主題歌「モノトーン」を手がけることが分かった。同ユニットが劇場版アニメの主題歌を手がけるのは初めて。本予告がYouTubeで公開され、主題歌がお披露目された。同作が10月4日に公開されることも発表された。

ウナギノボリ

 主題歌「モノトーン」は、同作のために書き下ろされた楽曲で、長井監督は「今や、SNS等を通じて誰もが誰とでもつながれる。だからこそ誰に何を伝え、どんな思いを共有したいのかを選ぶことが一人一人に求められていると考えています。この作品を通して、その気持ちを込めて作っていて、音楽の面でもお客様にそれを伝えるには、どんな人に主題歌をお願いしたら良いのだろうか?とスタッフ一同で思案した結果、歌詞(言葉)に唯一無二の力を持ち、人の心に強く“ふれる”ことができる楽曲を創り出せるYOASOBIさんしかいないと思い、お願いしました」と起用理由を語っている。

 YOASOBIは「今回書き下ろしさせていただいた『モノトーン』という楽曲は、作品を通して感じた“人と人との関係性”と、自分自身が生きていく上で感じている孤独や誰かを思う気持ちと向き合いながら制作しました。世の中は日々発展していって、さまざまなツールでコミュニケーションが取りやすい環境だからこそ、それ故に感じる孤独とうまく向き合うことが大切だと感じているので、そういった思いも込めています。映画と一緒に楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントを寄せている。

 同作のメインキャストも発表され、人気グループ「King & Prince」の永瀬廉さん、俳優の坂東龍汰さん、前田拳太郎さんが3人の主人公を演じることが分かった。永瀬さんがバーでアルバイトをしているコミュニケーションが苦手な小野田秋、坂東さんが不動産会社の新卒社員の祖父江諒、前田さんが服飾デザイナー志望の専門学生の井ノ原優太をそれぞれ演じる。

 声優として、鴨沢樹里役の白石晴香さん、浅川奈南役の石見舞菜香さん、脇田役の皆川猿時さん、島田公平役の津田健次郎さんも出演する。

 「ふれる。」は、「あの花」「ここさけ」「空の青さを知る人よ(空青)」と同じく岡田麿里さんが脚本を手がけ、田中将賀さんがキャラクターデザインを担当し、クリエーターチーム「超平和バスターズ」が再集結する。CloverWorksが制作する。

 同じ島で育った幼なじみの小野田秋、祖父江諒、井ノ原優太が20歳になって上京し、東京・高田馬場で共同生活を始めることになる。バーでアルバイトをする秋、不動産会社の新卒社員の諒、服飾デザイナー志望の専門学生の優太は、生活はバラバラだが、ふれるの特別な力によって心はいつもつながっており、口にしなくてもそれぞれの言葉が流れこんでくる。ふれるで結びついた3人の友情は、隠された“もう一つの力”によって変わっていく。

劇場版アニメ「ふれる。」本予告

写真を見る全 4 枚

アニメ 最新記事