山本崇一朗さんの人気マンガ「からかい上手の高木さん」(小学館)の実写ドラマ版で主演(黒川想矢さんとのダブル主演)を務め、注目を集めた月島琉衣さん。ヒロインの高木さんとして、永野芽郁さん主演の実写映画へとたすきをつないだ月島さんは、ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルとしても活躍しているが、その“素顔”は? 今後の目標と共に話を聞いた。(前後編インタビューの後編)
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月島さんは2008年3月1日生まれ、神奈川県出身の16歳。2022年8月、ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルオーディションで「ミスセブンティーン2022」に選ばれ、以降“Seventeenモデル(STモ)”として活躍。俳優としても徐々に作品を重ね、今春は「からかい上手の高木さん」(TBS)に加え、連続ドラマ「街並み照らすヤツら」(日本テレビ系)にも出演した。
「からかい上手の高木さん」は、恋愛に奥手な中学生の西片が、クラスメートの高木さんにからかわれる日常を描くラブコメディー。ドラマ版は、月島さんと黒川さんという10代のフレッシュな若手2人が、これまで数々の恋愛映画を手掛けてきた今泉力哉監督のもと、「照れたら負けの、からかい青春ラブコメディー」の実写化に挑み、3~5月に放送された。
現在高校生の月島さん。演じた中学時代の高木さんについて「凛としていて、大人っぽい印象」を抱いたといい、一方で自身については「普段は元気で明るい性格。おしゃべりな方」と分析する。
「食べている時間とお仕事している時間が大好きで。食べている時間はすごく心が満たされるし、(学校の)テスト終わりもリフレッシュしに、おいしいごはん屋さんに行くのをルーティンにしているので、ごはんは“癒やし”の一つです。お仕事は、Seventeenモデルとしては、ありのままの月島琉衣として、ファッションも見せてって感じで。女優としては、月島琉衣ではない誰かを演じ、人が変わることで“差”を表現できるところにやりがいを感じています。毎日すごく楽しいですし、毎現場『今日も楽しみ!』と思って、朝は気持ちよく出かけています」
運動神経にも自信があり、特技に小学生時代に習っていたサッカーを挙げてる月島さんだが、今ハマっているのは「料理」だとか。
「決して上手ではないのですが、最近だとギョーザの皮をお花とかハートとか、いろいろな形にして、自分で焼いたり。あとは母の日に“カーネーションケーキ”を作りました。料理をしている時間が好きで、お母さんが夕飯を作っているときも『何かやることない?』と毎回聞いたりして、最近ハマっています」
ドラマのタイトルに引っ掛けるなら「料理上手になりたい月島さん」といったところか。最後に、今後の目標を聞くと「事務所に入ったときからずっと『国民的女優になりたい』と思っていて。それは今も変わらず大きな目標、夢です」と目を輝かせた。
「だからこそ、今は一つ一つの作品、出会いを大切にして、それを生かして、いつか大きく羽ばたくことができたらいいなと思っています。あとは誰かに影響力を与えたいっていうのもあって、それは憧れの北川景子さんを見て思ったことなのですが、それってすごくすてきだなって思っていて。私も、私が出演するドラマや映画を見て、元気づけられた、勇気づけられっていう感情を持つ人が増えたらいいなと思っています」