僕のヒーローアカデミア:“かっちゃん”岡本信彦が“デク”山下大輝への思い語る 「存在がデカい」 

劇場版アニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」の公開記念舞台あいさつに登場した岡本信彦さん
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劇場版アニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」の公開記念舞台あいさつに登場した岡本信彦さん

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の堀越耕平さんのマンガが原作のアニメ「僕のヒーローアカデミア」の劇場版最新作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」(岡村天斎監督)の公開記念舞台あいさつが8月3日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で実施された。登壇予定だった主人公のデクこと緑谷出久役の山下大輝さんが体調不良のため、欠席したため、かっちゃんこと爆豪勝己役の岡本信彦さんが最後のあいさつを引き継ぎ、思いを語った。

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 岡本さんは「ヒロアカは何年も収録をやってきて、イベントに登壇させていただく機会もたくさんありました。きょう、大輝くんがいないのが不思議な感覚でして。最初の頃のイベントの時は、可愛らしい男の子のイメージでした。彼がいない今感じるのは、寂しいのほかにも、存在としてデカいんだなと。それだけどんどん成長して、どんどんヒーローになってく姿を一番近くで見られていたのではないかと思います」と語った。

 劇場版は「原作の『ヒロアカ』の熱に負けないように、上を目指して作っていった現場でした。今回劇場版の4作目を作ることができたので、いずれまたこういう機会ができる未来を待ち望んでいけたらいいなと思います。本日はありがとうございました」と感謝を伝えた。

 「ヒロアカ」のイベントでは、山下さんが「さらに向こうへ! Plus Ultra!!」と観客と共に決めぜりふを披露するのがお決まりとなっており、この日は、岡本さんが山下さんから預かったというメッセージを読み上げた。「ここにいる一人一人の力、みんなのワン・フォー・オールで、まだヒロアカを知らない日本中、世界中のみんなに僕らの大好きなヒロアカを一緒に伝えていきましょう」というメッセージと共に、「さらに向こうへ! Plus Ultra!!」と声優陣、観客がかけ声を上げ、イベントが締めくくられた。

 イベントには、轟焦凍役の梶裕貴さん、麗日お茶子役の佐倉綾音さん、オールマイト/ダークマイト役の三宅健太さん、ジュリオ・ガンディーニ役の宮野真守さん、アンナ・シェルビーノ役の生見愛瑠さんも登壇した。

 最新作は、テレビアニメ第7期と同じ時系列で、デクたちヒーローと敵<ヴィラン>の最終決戦の直前、世界を揺るがす大きな事件が巻き起こる。ヒーロー・オールマイト役の三宅さんが、オールマイトそっくりの敵<ヴィラン>のダークマイトを一人二役で演じる。488館で8月2日に公開され、公開初日に興行収入が3億7000万円、観客動員数が26万人を突破するなど大ヒットスタートを切った。

 「僕のヒーローアカデミア」は、「週刊少年ジャンプ」で2014年7月に連載をスタート。人口の約8割が超常能力・個性を持つ世界を舞台に、デクこと緑谷出久が最高のヒーローを目指す姿を描いている。コミックスの全世界累計発行部数は1億部以上。8月5日発売の同誌36・37合併号で最終回を迎えることも話題になっている。テレビアニメ第7期が、読売テレビ・日本テレビ系で毎週土曜午後5時半に放送中。

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