劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!:青山吉能「私の人生を懸けて挑んだ作品」 鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美と舞台あいさつに Adoのサプライズコメントも

「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:/Re:Re:」の後編の公開記念舞台あいさつの様子(c)はまじあき/芳文社・アニプレックス
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「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:/Re:Re:」の後編の公開記念舞台あいさつの様子(c)はまじあき/芳文社・アニプレックス

 「まんがタイムきららMAX」(芳文社)で連載中のはまじあきさんの4コママンガが原作のテレビアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇場総集編「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:/Re:Re:」の後編の公開記念舞台あいさつが8月11日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、「結束バンド」の後藤ひとり役の青山吉能さん、伊地知虹夏役の鈴代紗弓さん、山田リョウ役の水野朔さん、喜多郁代役の長谷川育美さんが登場した。

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 青山さんは劇場総集編について「テレビアニメの作品が劇場総集編になること自体なかなかないのに、後編になってもこんなにたくさんの人に見ていただけるというのはすごいことだなと改めて思いました」と語り、長谷川さんが観客に「総集編、見た人どうでしたか?」と感想を聞くと、大きな拍手が起きた。

 後編は「結束バンド」の初ライブでの“幻の3曲目”の「ドッペルゲンガー」がオープニングテーマとして流れることも話題になっており、ボーカルを担当した長谷川さんは「レコーディングでスタジオに行った時にこれが3曲目になるかもしれないと聞いて、なんてことを考えつくんだ……!」と衝撃を受けたという。水野さんは「私もコーラスで参加させていただいた時に、幻の3曲目になるかもしれないと聞いていて、それ激アツですね!という話をしていました。」と語り、長谷川さんは「レコーディングの時も歌い方をどうするか、すごくディスカッションしました」と振り返った。

 オープニング映像では、テレビシリーズにはなかったメンバーの夏休みが描かれている。鈴代さんは「テレビアニメを見ていた方が想像していたけれど描かれていなかった、まさに見たかった部分が後編は特にたくさん見られたなと思いました。みんなの過ごし方がすごくリアルでした」と感想を述べ、長谷川さんは「まさか総集編で自分が演じる喜多郁代の解像度が高まるとは想像もしていなかったので、改めて知ることができてすごく良かったなと思いました。」としみじみと話した。

 青山さんは「テレビアニメは後藤ひとりが主人公として描かれていましたが、後編に関しては喜多ちゃんが主人公のように見えて、それぞれに魅力があるからこそみんなが光っているんだなと感じました。改めて本当に良い作品だったな……」と思いを明かした。

 エンディングテーマは、後藤ひとりが、バンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の名曲「Re:Re:」をカバーした。青山さんは「このタイトルを見た時に歌うかもしれないと思っていた」「結束バンドの曲はキャラクターソング性があまりないことが特徴だと思うんですけど、ひとりちゃんの歌に関しては、ひとりちゃんならではの曲をお届けしたかったので、今回も大先輩の曲を背負ってひとりちゃんの新しい世界を皆さんに届けられたらいいなと思いました」と楽曲に込めた思いを語った。

 廣井きくりの所属するバンド「SICK HACK」による楽曲「ワタシダケユウレイ」の配信もスタートした。水野さんは「改めて劇場で見た時に、テレビで見ていた時より雰囲気に飲まれる感じがあって超格好よかったです!どんどんきくりさんのことを好きになっていて、これをずっとスマホで聴けるなんて……。この時をずっと待っていました……!」と喜んだ。

 イベントの終盤では、後編の公開を祝して、歌手のAdoさんのサプライズコメントも発表され、4人は「ええええ!!!」と驚き、青山さんは「本当にたくさんの人に届いているんだと改めて感じています。皆さんの応援のおかげです」と感謝した。

 最後に長谷川さんは「ついに後編が公開されて、テレビシリーズの最終回を迎えた時と似たようなちょっとした寂しさを感じています。これから舞台挨拶やライブのツアーもたくさん残っているので、ここで終わりじゃなくて、ここからさらに結束バンド、そして『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力を多くの人に届けられるように駆け抜けていきたいと思います」とコメント。

 水野さんは「前編もあっという間で、もう後編の舞台挨拶が始まっているんですが、この流れに置いていかれないように『ぼっち・ざ・ろっく!』への愛をしっかりと伝えていきたいと思いますので、後編もたくさん見て、愛していただけたらうれしいです!」、鈴代さんは「時間があっという間に過ぎてしまうので、当時のアフレコの記憶やみんなで見た最終回の日を一つ一つ思い出しながら噛み締めていました。改めて一人一人がすごく成長した12話だと思いましたし、みんなのこれからも見ていきたいです。もっと『ぼっち・ざ・ろっく!』の輪を広げていきたいので、多くの人にこの作品を広めてもらえたらうれしいです」と語った。

 青山さんは「『後藤ひとり役の青山吉能です』とアニメの放送が終わってからもずっと言い続けられるのはなかなかないことだと思います。改めて『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品に出会えてよかったと思いましたし、劇場総集編を通してなんで声優になったのか、初心を思い出すことができました。私の人生を懸けて挑んだ作品なので、皆さんの愛と私たちの愛でまたこの素晴らしい景色を見るためにも作品を盛り上げていきたいと思います」と呼びかけた。

 「ぼっち・ざ・ろっく!」は、2018年から連載中の音楽マンガ。ギターを愛する孤独な少女・後藤ひとりが、ひょんなことから伊地知虹夏が率いる結束バンドに加入することになる……というストーリー。テレビアニメが2022年10~12月に放送され、人気を集めた。劇場総集編の後編が8月9日に公開された。

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