ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
人気海外ドラマ「ワイルドカード~捜査バディは天才詐欺師!?~」がWOWOWで8月21日から放送され、日本語吹き替え版に声優の早見沙織さん、木島隆一さんが出演する。同作が日本で放送されるのは初めて。詐欺師と刑事のコンビの活躍を描いたカナダ、米国の人気ドラマで、早見さんは、頭の回転が速く、口八丁手八丁で相手を騙す天才詐欺師のマックス・ミッチェル(ヴァネッサ・モーガンさん)、木島さんは、堅物の刑事のコール・エリス(ジャコモ・ジャンニオッティさん)の吹き替えの声優を務める。変幻自在の天才詐欺師の吹き替えを担当する早見さんに、収録について聞いた。
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同作は、仕事熱心な刑事だったが、罠にはまり、海上部隊に左遷されたエリスが、ある事件で逮捕された女性詐欺師マックスとコンビを組むことになる……というストーリー。全10話。8月21日から毎週水曜午後11時に放送・配信される。字幕版は、毎週木曜午後10時に放送・配信。
海外で大人気のドラマで、早見さんは「次が見たい!と、どんどん見てしまいました。収録の度に次は!次は!となって。事件などシリアスな展開はありますが、最終的に明るく終わるところが魅力だと思っています。現時点では第4話までしか収録していないので、その先はまだ分からないのですが、軽やかな気持ちで見終わることができますし、気負わずに見るきっかけになるのかな?と思っています」と話す。
エリスとマックスの凸凹コンビのやり取り、関係が作品の魅力の一つになっている。
「話が進んでいくと、2人の関係性がどんどん変わっていきます。最初はエリスが引っ張り回されますし、マックスについていくのは大変なんだろう……と思わせる始まりですが、エリスもノリがいいんだ!?となるおちゃめなところも垣間見えるようになります。エリスは元々、誠実で堅物なところがありましたが、隠されていたおちゃめなところをマックスが引き出してくるところも魅力的なんです。序盤に、お互いのことを知ろうとするシーンもあります。生い立ち、家族に対する思いなどを開けっぴろげに話すシーンがあって、そのようなやり取りから仲を深めているんでしょうね」
早見さんは、天才詐欺師のマックスをどのように演じるのだろうか?
「ベースとして明るく、情熱とノリで生きているところがあるので、大胆さ、奔放さをなるべく表現しようとしました。頭がよく、鋭い観察眼も持っていて、信念を持って生きているところも見えてきますので、そこも大事にしながら演じています。1話は特に試行錯誤しました。原音のトーンを意識して、少し砕けたしゃべり方を試したりもしつつ、『そこまでやさぐれていなくて、落ち着いているけど、遊ぶ時ははっちゃけてください』というディレクションもいただきました。緩急が大事なんです。コミカルなシーンは思っている以上に大きく表現しています」
マックスはただ明るくて、奔放なだけではない。多面的な魅力がある。
「元気でパワフルですが、例えば家族を侮辱されたら絶対許せないような家族愛が強いところもあります。エリスは過去にいろいろあって、最初は秘められた形で物語が進んでいきます。マックスは自由奔放なので、あまり気にしないのかな?と思いきや、エリスの過去、人となりについて、あらゆる方法で聞こうとします。相手のことも興味を持って知ろうとしますし、思いやりもあるんです。直球で聞いたり、話したくなさそうであれば引いてみたりと、距離感を保とうとしていて相手をしっかり見ているんですよね」
マックスが変装するのも見どころになっている。変装するとしゃべり方も変化する。
「難しいところです。原音では、イギリス英語、南部なまり、ロシア語などキャラクターの違いを表現しています。ただ、吹き替えで翻訳すると全て標準語なので、どのように差を付けていこう?と考えました。例えば、イギリス英語は、気品があるなど一般的なイメージを表現しようと思い、南部なまりについては調べると、母音が伸びるみたいなんです。ロシア語は少し巻き舌にしてみたり、日本語で味付けをしようとしています。表現で遊んでいて、難しいですが、楽しいです」
早見さんは、変幻自在でキュートなマックスの魅力を最大限に表現しようとした。
「可愛いんですよね。おちゃめですし。周りが知らず知らずのうちに影響されてしまうような魅力があります。吹き替えでは演技を盛ることもありますし、大仰に演じても、見ていると普通に見えることもあるので、盛っているつもりでも、『もっと』というディレクションもいただきました。それに盛っている一方で、普段の会話がナチュラルになっていくんです。木島さんと自然にしゃべっているようにした方が、変装した時の演技が際立つのかな?と試行錯誤しています」
エリスを演じる木島さんと共演する中で刺激を受けているという。
「テンポが速くて、アフレコもしゃべりっぱなしです。ずっと木島さんと掛け合っています。台本を追っていると間に合わなくて、置いていかれてしうくらいです。木島さんとはこれまでもご一緒させていただいたことがありますし、全て受けとめていただけるので、安心感があります」
マックスとエリス、木島さんと早見さんは抜群のコンビネーションを見せてくれるはず。早見さんの変幻自在の演技に注目してほしい。
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