新婚さんいらっしゃい!:立川志の輔の4番弟子と国際派妻の新婚さん 師匠に落語を聞かせたことがない「変わり者」の素顔は

9月15日放送の「新婚さんいらっしゃい!」から(C)ABCテレビ
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9月15日放送の「新婚さんいらっしゃい!」から(C)ABCテレビ

 藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分)。9月15日の放送は、東京にある浪曲の定席「浅草木馬亭」での出張収録。落語界の重鎮・立川志の輔さんの愛弟子である立川志のぽん夫妻が登場する。

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 高校時代、立川談志さんの落語に衝撃を受けた夫は、社会人になっても諦めきれず、談志師匠から「立川流の最高傑作」と称された志の輔さんに弟子入りした。28歳のときだった。

 志の輔さんによると、4番弟子である夫は、8人いる弟子の中でも群を抜いて「変わり者」だという。なんと夫は、師匠からの「落語を見せてくれ!」というお願いに一度も従ったことのない、師匠に落語の稽古をつけてもらっていない! おそらく唯一無二の落語家だった。

 一方の妻は、米IT企業の日本営業をしている国際派。出会いのきっかけは、志の輔さんのシンガポール公演だった。実は師匠の大ファンで、当時、現地のホテルの営業担当だった妻は、なんとか自社に泊まってほしいと猛アタック。そこで知り合ったのが、付き添いで来ていた夫だった。

 高座での第1印象は「座布団の上に小さいカマキリが乗っているような印象」。しかし,
その後、コロナ禍で妻は帰国を強いられ、運命の歯車が動きだす。やがて、夫の落語を東京で見ることになると、枕(導入部)の中での一言が、妻の心に突き刺さった。

 人間として興味がわいた妻は、一度お話してみたいと落語を題材にした映画に誘い、約1年で交際開始となった。最初の妻の誕生日には何もしてくれず、不満をもらすと、翌年は得意気に「今年はプレゼントありますよ」と言い出す夫。しかし、その中身は「恐怖の手作りプレゼント」のオンパレードで、これにはMC2人や客席から悲鳴に似た声が上がる。

 ところが妻は「一緒にいると不安な気持ちになって『生きてる!』って感じがする」と惚れ込み、2023年7月にゴールインした。

 ラストには、志の輔さんから愛弟子夫婦へ愛あふれるメッセージ。夫のユニークさを開花させるためにも、妻の協力が不可欠だ、と師匠は説く。さらに、一日も早く、師匠からの「お願い」を聞いてほしいと懇願し、会場中の笑いを誘った。

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