はるな愛:“女の子”の自分を認めてくれた亡き祖母の思い出に涙 必要としてくれる場所が見つかった喜びも 「徹子の部屋」で語る

10月1日放送の「徹子の部屋」に出演したはるな愛さん=テレビ朝日提供
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10月1日放送の「徹子の部屋」に出演したはるな愛さん=テレビ朝日提供

 52歳のタレント、はるな愛さんが、10月1日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。93歳で祖母はがんで亡くなった。葬式では涙一つ出なかったのに、夢に出てくると、いつも泣いてしまうという。

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 本名は大西賢示(けんじ)という。祖母は着せ替え人形など女の子のおもちゃを買ってくれたが、一緒にランドセルを買いに行ったら、真っ黒のランドセルを「けんちゃんおめでとう」と渡され、「おばあちゃん、やっぱり男の子として見てたんだ」と目の前が真っ暗になったという。だが、今の道を選んだ時は「女の子になりたかったらしゃーないな」と言ってくれた。祖母は早い時点で理解してもらえ、その理解がはるなさんの人生の後押しになった。

 小学生の時、自分はどうなるのかと思って勉強も手に付かなかった。大好きな図書の時間にいつも読んだのが「人魚姫」だった。半分魚で半分人間という話に、「自分の中に男と女があるような感じがして、いつもそれを読んで涙を流してるんですよね。最後に泡になって消えちゃうから」と語る。

 大きくなったら結婚などできないだろう。必要とされない人間なのかな?と思った時に、親がやっていた店のお客さんが「賢ちゃんと同じような人たちがいるお店だと思う」とニューハーフのショークラブに連れて行ってくれた。「そこにはドレスを着て、きらびやかに踊っているニューハーフのお姉さんがいて、みんな笑顔で拍手をして、楽しんでいらっしゃる姿を見て、私も必要とされる場所があるかもしれないと思えた」という。「次の日からそのお姉さんの元に行きました」と話した。

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