宇宙戦艦ヤマト:聖悠紀さんのマンガ版発売 庵野秀明監督のセレクション上映も 50周年新情報発表

聖悠紀さんの「宇宙戦艦ヤマト」のマンガ(c)東北新社/著作総監修西崎彰司
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聖悠紀さんの「宇宙戦艦ヤマト」のマンガ(c)東北新社/著作総監修西崎彰司

 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の放送50周年企画の第1弾となるイベント「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」が10月6日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された。「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られる庵野秀明監督が企画、プロデュースし、1974年10月6日午後7時半のテレビ放送開始から、ちょうど50年の2024年同日同時刻に一夜限りの上映イベントが開催された。50周年企画では「むらかわみちお『宇宙戦艦ヤマト』画集(仮)」「玉盛順一朗 『宇宙戦艦ヤマト』デザイン画集(仮)」「宇宙戦艦ヤマト1974全記録集【50周年記念版】」が出版されることが発表されているが、故・聖悠紀さんのマンガ版が2025年に発売されることが発表された。

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 庵野監督によるセレクション上映が12月27日から新宿ピカデリーほかで順次実施されることも発表された。第2、3、7話が12月27日~2025年1月2日、第16、18、22話が1月3~9日、第23、24、26話が1月10~16日に上映される。「宇宙戦艦ヤマト展(仮)」が2025年3月に開催されることも明らかになった。

 イベントでは、1977~78年頃に発売された幻の8ミリフィルム版「宇宙戦艦ヤマト」全3部が上映された。8ミリフィルム版はテレビシリーズ全26話の再編集版で、1977年公開の「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」の編集とは異なり、新規ナレーションも使用した“知る人ぞ知る”映像。全3巻の約36分の映像が初めて劇場公開された。テレビシリーズ第1話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」も上映された。

 トークイベントも開催され、庵野さんが司会を務め、「宇宙戦艦ヤマト2199」を手掛けた出渕裕さん、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんがゲストとして登場した。イベントでは、庵野監督が、「宇宙戦艦ヤマト」をベースとした新作アニメ映像を制作することも発表された。庵野監督が「僕が新作を作ることができるようになった」と明かした。2025年のプロダクション開始を目標に新作劇場作品の企画が進行中で、出渕さんが参加する。「宇宙戦艦ヤマト」は、「宇宙戦艦ヤマト2199」などのリメークシリーズも制作されているが、庵野監督は「リメークシリーズとは別の道にいく」「内容はまだ触れられない」と語った。

 「宇宙戦艦ヤマト」は1974年にテレビアニメ第1作が放送され、「宇宙戦艦ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なども制作されてきた。第1作をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」が2012~14年、「2199」の続編「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」が2017~19年に劇場上映、テレビ放送された。全2章の「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」が2021、22年に劇場上映された。全7章のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」が11月22日から上映される。

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