ミセス大森元貴:映画初出演で初主演 「どうして僕?」と驚き 菊池風磨とW主演

映画「#真相をお話しします」のスーパーティザービジュアル(C)2025映画「#真相をお話しします」製作委員会
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映画「#真相をお話しします」のスーパーティザービジュアル(C)2025映画「#真相をお話しします」製作委員会

 3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」のボーカルの大森元貴さんが、2025年4月25日公開の映画「#真相をお話しします」(豊島圭介監督)で、映画初出演にして初主演を務めることが12月10日、分かった。人気グループ「timelesz」の菊池風磨とのW主演で、菊池さんも映画初主演となる。

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 原作は、現代日本の「いま」とミステリーの技巧が融合した5編を収録し、日常に潜む「何かがおかしい」を描いた、結城真一郎さんの同名の短編集。ある事件をきっかけに心を閉ざした警備員・桐山を菊池さん、その横にいる謎の男・鈴木を大森さんが演じる。

 解禁されたティザービジュアルは、大森さんと菊池さんが真剣な面持ちで正面を向いている。同時に公開されたティザー映像では、暗く怪しげな警備室で、意味ありげに口角を上げる鈴木、何かを祈っている様子の桐山の姿が映し出されている。

 ◇大森元貴さんのコメント

 出演のお声がけをいただいた時は、「どうして僕?」という驚きが率直な感想でした。最初は畑が違うなと思いためらっていましたが、脚本を拝読して力になれることがあるかもしれないと思いました。脚本はジェットコースターのように話が進むので、グッと心を奪われて読み進めていきました。映画の撮影は初めてだったので最初はドキドキしていましたが、風磨君が温かく迎えてくださり、とても心強かったです。優しいお兄ちゃんのようでした。まだ言えないことがたくさんありますが、ぜひ映画館で見てほしいと思います。「#真相」はね、映画館でね、見ておかないと(笑い)

 ◇菊池風磨さんのコメント

 主演としてこの作品のお話しをいただいたことに、まず驚きました。そして大森君との共演はなにより楽しみが大きかったです。大森君は演技経験が少なかったそうですが、それがうそと思うくらい。胸を貸してもらえるくらいどっしりと構えてくれていた感じがすてきでした。脚本は展開の予想ができず、読めば読むほど謎が深まって最後に伏線回収されていく。すっきりする部分と、ある種もやっとする部分のバランスが面白い作品だと思いました。大森君と僕の組み合わせも、異色だと思いますし、ストーリーにも謎は多いので、この謎を解くために映画館に見に行っていただいて、「ケセラセラ」な気持ちで帰っていただきたいと思います(笑い)

 ◇豊島圭介監督のコメント

 謎とどんでん返しが緻密に組み上げられた結城真一郎先生の原作に、映画ならではのスペシャルな仕掛けを施して完成させたこの作品。本当の「真相」にたどり着くまでに、いくつもの「違和感」を仕掛けました。最後まで、誰を、何を信じたらいいのか、ドキドキするような“考察的映画体験”ができる、誰も見たことのない映画になったと自負しています!

 今回、はじめて映画出演をする大森元貴君には舌を巻きました。演技について熱く議論ができるし、さまざまなアイデアをいくつも提案してくれる。しかも芝居はナチュラルさと狂気が共存している。「あんたはベテラン個性派俳優か!」となんどか突っ込みかけました。そして、これまでいくつもの作品を共にしてきた、戦友ともいえる菊池風磨君。今回は、今までにないやさぐれた役柄で、いままでにない極限状態での演技を要求したのですが、「風磨、あんな顔するんだ!」と僕すら驚くほどの新境地を見せてくれました。こんな二人のジリジリ、ヒリヒリする芝居が最後に到達するとんでもない境地。どんな「真相」が待っているのか、ぜひご期待ください!

 ◇原作者・結城真一郎さんのコメント

 映画のエンドロールに「原作者」として載るのが昔から夢でした。その夢がこんなにも早く、こんなにも豪華なW主演で実現することを心からうれしく思います。小説の惹句(じゃっく)で「映像化不可能」と謳(うた)われることがよくありますが、この『#真相をお話しします』に関してはずっと「映画化不可解」な作品であると思っていました。

 個々につながりのない独立した物語で構成された短編集が、いかにして一本の映画として成立するのか。また、大森さんと菊池さんのお二人は、どんな人物を演じるのか。真相はぜひ劇場で、その目でお確かめください。

 ◇平野隆プロデューサーのコメント

 映画のために書いていただいた「青と夏」「点描の唄」「Soranji」でご一緒し、7年にわたり大森君と接して、彼はチャーミングなトリックスターだと感じるようになりました。脚本作りでこの映画の主人公鈴木が魅惑的なキャラクターになるにつれ、たびたび大森君の顔が浮かび、同時に映画への大きな化学反応に胸が踊りました。

 もう1人の主人公桐山はとても人間味のある、ある意味情けない男です。この役を、常に新しいことにチャレンジするトップアイドル菊池君が演じてくれたら、映画がとても愛おしいものになると感じました。この二人の“ナイーブな爆発”をご期待ください!

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