ポツンと一軒家:2時間SP 阿蘇山のふもとで古里の自然を守る夫婦 「海で仕事がしたい」と沖縄に移住した夫婦 捜索隊は“潜り漁”に同行

12月29日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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12月29日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系)。12月29日は2時間スペシャルとして午後7時から放送される。

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 ゲストは俳優の南果歩さんと⽣瀬勝久さん。「すっごくロマンがありますよね!」と“ポツン暮らし”へのあこがれを語るのは番組ファンを公⾔する南さん。その⼀⽅で、生瀬さんは「私はあこがれないんです。ポツンと⼀軒家って、あこがれだけでは暮らせない場所だと思うんです」と苦笑交じりで語る。

 捜索隊が向かったのは熊本県・阿蘇⼭の裾野に広がる森の真っただ中の⼀軒家。延々と続く深い森の中、まるで緑のトンネルのような⼭道を抜けた先に三⾓屋根のログハウスが建っていた。 ここを別荘にして暮らす88歳と83歳の夫婦が出迎えてくれた。かつては⼤きな集落があったが、この地は活⽕⼭である阿蘇⼭のふもと。かつて頻繁に噴⽕があり、さらに⽕⼭灰の影響もあって農作物が育たないために、住民たちは移住を余儀なくされたという。

 代々農家だった夫の⽣家も70年ほど前に廃業。「ここは私の故郷ですし、実家の跡地に、たまにゆっくりできる家を建てよう」と、24年前に別荘として⼭⼩屋⾵のログハウスを建てた。現在は「⼭は手入れをしていないと、保全ができなくなるので」と、夫は東京ドーム10個分もの広⼤な⼭の整備も⾏っている。故郷への思いを胸に、⼭の整備を⽋かさない夫婦の暮らしぶりに迫っていく。

 2軒⽬に紹介するのは、今年9⽉15⽇放送回にて、初めて沖縄県でポツンと⼀軒家を捜索した際にお世話になった夫婦宅へ再訪。おしゃれなログハウスでのライフスタイルに密着する。集落の中でもひときわ⽬を引くログハウスに住むのは、55歳と53歳の夫婦。2000年に建てたというログハウスは、フィンランド製の建築キットを購入し、大工と⼀緒に建てたという。

 広島出⾝の夫は、21歳で沖縄に移住。「海で仕事がしたい。⽇本で海と⾔えば沖縄だろう、と単純な理由で沖縄に来てしまったんです」と沖縄のホテルでビーチスタッフとして働き始めた。⼀⽅、都内でOLをしていたという妻も沖縄に魅せられ、夫と同じホテルで働き始めたのが出会いのきっかけだった。ビーチスタッフからレストラン業務へと異動になったことをきっかけに、「靴を履いて仕事することが苦痛で(笑い)」と夫は漁師に転職。海に潜って⿂がいる岩場を探し、ゴム式の⽔中銃で突いて捕獲する“潜り漁”を続けている。

 潜り漁に興味を抱いた捜索隊は、潜り漁に同⾏させてもらう。サンゴを保護するため潜って船の錨を手作業で設置する。沖縄の海を守りながら、⽔中銃で⿂を捕獲したり、漁師飯を振る舞う様子が予告映像にも映し出されている。妻は3年前に⼤病を患ったが、今ではホテルで元気に勤務するまでに回復。「いつか⼀緒に漁に出て、船でお留守番をするのが⽬標です」と笑顔を⾒せた。

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