薬屋のひとりごと
第25話 猫猫と毛毛
1月10日(金)放送分
太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を生きた若者たちを描いた武田一義さんのマンガ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」がアニメ化され、劇場版アニメとして12月5日に公開されることが明らかになった。同作は、マンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)で2016~21年に連載され、2017年に日本漫画家協会賞で優秀賞に選ばれた話題作。原作が最終回を迎えた2021年にアニメ化されることは発表されていたが、終戦80年を迎える2025年に劇場版アニメとして全国公開されることになった。
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アニメは、「魔都精兵のスレイブ」などの久慈悟郎さんが監督を務める。久慈さんが劇場版アニメの監督を務めるのは初めて。「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのシンエイ動画と、「ドッグシグナル」などの冨岳がタッグを組み、制作する。原作者の武田さんと西村ジュンジさんが脚本を手掛ける。ペリリュー島のジャングルを描いたイメージカット、同カットを使用した超特報映像が公開された。
「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」は、1万人の日本兵が送り込まれ、生き残ったのはたった34人といわれる太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を舞台に、マンガ家志望の兵士・田丸の視点で、戦場を生きる若者の姿が描かれた。現在は「ペリリュー外伝」が不定期で連載中。
映画の制作には、私自身も監修とベテランアニメーション演出家の西村ジュンジ氏との共同脚本という形で関わらせていただいています。脚本の完成までに、本当に長い長い時間をかけました。「ペリリュー」原作マンガは外伝を除く本編だけでも11巻、これをどのように映画に落とし込むか。原作のすべてを入れようとして味気ないダイジェストのようになってしまうのは、原作者としても望まないことです。原作の前半だけを丁寧に作りあげる案もありましたが、やはり物語的に少し物足りない。そして何より原作だけでなく、この作品にはベースとなる史実――80年前の戦争があります。そこで生きた人々がいます。さまざまなことに思いを巡らせた映画版「ペリリュー」の脚本は、原作ファンの皆様にも自信を持ってお届けできるものになりました。今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです。今年の年末12月5日公開のアニメ映画「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」皆様、更なる続報をご期待ください。
「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」(仮)超特報
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