日本映画の祭典「第48回日本アカデミー賞」授賞式が3月14日、東京都内で開催され、安田淳一監督の映画「侍タイムスリッパー」が作品賞に輝いた。安田監督が私財を投げ打って制作し、脚本・撮影・照明・編集など10役以上を務めて作り上げたオリジナル作品。同賞のほか、最優秀編集賞にも選ばれた。
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安田監督は「本当に驚いております。最後まで物事を諦めずにやることを教えてくれた昨年亡くなった父と、頑張っていれば誰かがどこかで見ていてくれているといつもおっしゃっていた(俳優の)福本清三さんに見せてあげたいです」と涙ながらに語った。
ヒロイン・山本優子を演じ、同作の助監督も務めた沙倉ゆうのさんは、「本当に『侍タイムスリッパー』はみんなの作品です。たくさんの方に助けてもらって、たくさんの皆さんの思いが詰まったこの作品を皆さんと一緒に作り上げることができたのが、本当に私はすごくうれしくて幸せです。みんなと一緒にできたのが最高に幸せでした」とスピーチ。
主演を務めた山口馬木也さんは、「心臓が飛び出るかと思いました。この映画はインディーズ映画でたった1館から上映されました。本当に最初は小さな小さな光でした。お客様のおかげでこんなにキラキラした場所に立てております」と感謝を述べ、「この映画が与えてくれた全てのことが折に触れ、今後自分の帰る場所になると思います。そのきっかけを与えてくれた監督、本当にありがとうございます。そして応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」と目を潤ませた。
映画は、幕末を生きる会津藩士が、雷に打たれ現代の京都太秦の撮影所にタイムスリップし、時代劇の“斬られ役”の仕事にのめり込んでいく、笑いあり涙ありの物語。当初は1館のみでの公開が、評判を呼びやがて全国300館以上に拡大されるなど、一大旋風を巻き起こした。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2024年1月1日~12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんと安藤サクラさんが司会を務めた。
「キングダム 大将軍の帰還」▽「侍タイムスリッパー」▽「正体」▽「夜明けのすべて」▽「ラストマイル」
最優秀脚本賞 野木亜紀子「ラストマイル」
最優秀主演男優賞 横浜流星「正体」
最優秀主演女優賞 河合優実「あんのこと」
最優秀助演男優賞 大沢たかお「キングダム 大将軍の帰還」
最優秀助演女優賞 吉岡里帆「正体」
最優秀アニメーション作品賞 「ルックバック」
最優秀外国作品賞 「オッペンハイマー」
話題賞/俳優部門 森本慎太郎
話題賞/作品部門 「帰ってきたあぶない刑事」
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