キングオブコント2025:昨年1点差で準優勝のロングコートダディ出場へ 蛙亭は前回大会中に“解散の危機”

「キングオブコント2025」エントリー表明会見に登場した出場予定者
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「キングオブコント2025」エントリー表明会見に登場した出場予定者

 今年のコント日本一を決める「キングオブコント2025」(TBS系)のエントリー表明会見がこのほど、東京都内で行われ、昨年準優勝した「ロングコートダディ」が出席した。昨年のファイナルは1位から3位が1点差で並ぶ異例の結果だったが、ロングコートダディの堂前透さんは、「今年はもう間違いなく優勝なんじゃないかなと思います。(大会を)開催する必要がないぐらい……いや(大会が)なくてもいいのでは。(優勝は)俺らでいいよな!」とユーモアを交えて今年の大会に向けて意気込みを語った。

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 昨年優勝した「ラブレターズ」との激戦について、堂前さんは、「僕らが優勝でもよかったんじゃないかな(笑)。ただもう今年は切り替えていきますが、去年のネタも好きなので、同じネタを全力で……」と口にすると、相方の兎さんも「1点差で負けた相手(ラブレターズ)がいなくなったので、今年こそはいけるよね。同じネタで勝てるはず」と乗っかって笑わせた。最後は堂前さんが「真面目に頑張ります」と締めた。

 会見には「や団」「蛙亭」「レインボー」「オダウエダ」も出席し、参戦を表明。前回大会で優勝したラブレターズも登場し、会見の司会を同局の日比麻音子アナウンサーが務めた。

 蛙亭のイワクラさんは「去年は準決勝で敗退してしまったのですが正直、去年のネタはめちゃくちゃ良かった。いろんな方からも面白かったといっぱい言っていただきました」と振り返り、「芸人が面白いと言うネタが一番面白いと思っていますが、ちゃんと決勝に行って優勝したい」と力を込めた。

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 そんなイワクラさんだが、「言うか迷ったのですが去年、準々決勝を控えていた頃、『もうあなたのことは一切面白いと思えません。すみませんけど解散してください』というお伝えしました」と相方の中野周平さんに、大会中に解散を切り出していたことを明かすと、会見場が騒然となった。

 当時の心境を聞かれた中野さんは、「言われていることも重々わかった上で心機一転、変えていこうと反省しまして。実はそれから一切ラーメンを食べていない。僕からしたらものすごいこと! 少しずつ僕なりに変えていきたいと思っているところ。ラーメンより大事だなっていう判断になりました」と笑顔で答えた。

 中野さんの発言を聞いたイワクラさんが「『解散せずに続けていきましょう』『キングオブコント優勝を目標に頑張りましょう』となり、ただ太りすぎなので10キロ痩せてほしいとその場で伝えたけど、まだ痩せてない」と苦笑いするも、「(去年の)準決勝のネタは自分の中ではいけるぞと感じたし、それでこいつ(中野さん)のこともまた面白いと思ったので、絶対解散はない。今が(コンビとして)一番強い状態。最強の相方です!」と信頼を寄せていた。

 「キングオブコント」は、2008年から毎年行われているお笑いコンテストで、今回が18回目。2人以上のユニットならプロアマ問わず芸歴の制限なく出場可能で、これまでに「東京03」「ロバート」「かもめんたる」「バイきんぐ」「ハナコ」などが優勝している。昨年は、史上最多となった総数3139組がエントリーした中で、ラブレターズが17代目キングの座に輝いた。今年の決勝は今秋にTBS系で放送予定。優勝賞金は1000万円。

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