俳優の甲斐翔真さんが「第50回菊田一夫演劇賞」を受賞し、5月21日、東京都内で行われた授賞式に出席。「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」のクリスチャン役、「ネクスト・トゥ・ノーマル」のゲイブ役での演技が評価されての受賞に「僕が大好きな2作でこのような名誉ある賞をいただけて光栄に思っております」と喜びを語った。
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甲斐さんは、特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」(2016年)にパラド/仮面ライダーパラドクスとして出演。2020年のミュージカル「デスノート THE MUSICAL」では夜神月役で初舞台初主演を果たした。その後「RENT」「マリー・アントワネット」「ロミオ&ジュリエット」「エリザベート」など数々のグランドミュージカルに主要キャストで出演し、ミュージカルスターの道を一気に駆け上がった。
コロナ禍の2020年に舞台デビューし、「お客さまが声を出すことや心から笑うことが制限されていた中、生の舞台ではあるまじき、生の空間を制限するという状況下でミュージカルをやってきました」と振り返り、自身を「ど根性シアター俳優」と称した。
「『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、コロナ禍がだんだん落ちついてきて、日本の演劇界に新たな炎をつけたような作品だと思っております。やっぱり僕は舞台が好きなんだな、生の世界が好きなんだなと改めて感じた作品でもあります。これからも生の舞台に身を置くということをより多くのお客様、キャストの皆様、カンパニーの皆様と共有できたらうれしいなと思っております」と舞台への愛を語った。
甲斐さんのほか、舞台「オーランド」「ファンレター」を演出し大賞を受賞した栗山民也さん、演劇賞を受賞した長澤まさみさん、明日海りおさん、演出家の上田一豪さん、菊田一夫演劇賞特別賞の伊東四朗さん、林与一さんも登壇した。