秒速5センチメートル：実写映画が10月10日公開　松村北斗演じる遠野貴樹のビジュアル公開

　「君の名は。」「すずめの戸締まり」などで知られる新海誠監督の劇場版アニメを人気グループ「SixTONES（ストーンズ）」の松村北斗さん主演で実写映画化した「秒速5センチメートル」が、10月10日に公開されることが分かった。ティザービジュアルが公開され、松村さん演じる主人公・遠野貴樹の姿がお披露目された。雪が降り積もる夜、大きな桜の前に貴樹がたたずむビジュアルで、「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」というコピーが添えられている。

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　映画は「ポカリスエット」のCMや、米津玄師さんの「感電」「KICK BACK」、星野源さんの「創造」のミュージックビデオを手がけた奥山由之さんが監督を務め、鈴木史子さんが脚本を手掛ける。主人公・遠野貴樹が小学生の頃に出会った転校生・篠原明里と心を通わせたみずみずしい日々、小学校の卒業と同時に明里と離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感を抱えて過ごす30歳を手前にした青年期と、18年間にわたる人生の旅が描かれる。

　「秒速5センチメートル」は、2002年公開の「ほしのこえ」、2004年公開の「雲のむこう、約束の場所」に続く、新海監督の3作目の商業作品として2007年に公開された。小学校卒業と同時に離ればなれになった少年と少女が大人になるまでの姿を三つの短編からなる連作アニメとして描いた。山崎まさよしさんによる主題歌「One more time，One more chance」も話題になった。