ドラマ1週間:来春朝ドラ「風、薫る」“もう一人”の主演は上坂樹里 テレ朝“水9”枠に10年ぶり新シリーズ

2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」でダブル主演を務める上坂樹里さん(左)と見上愛さん
1 / 1
2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」でダブル主演を務める上坂樹里さん(左)と見上愛さん

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(5月31日〜6月6日)は、上坂樹里さんが、2026年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」で、見上愛さんとダブル主演を務めること、「相棒」「特捜9」などで知られるテレビ朝日の水曜午後9時のドラマ枠で、大森南朋さん、相葉雅紀さん、松下奈緒さんがトリプル主演を務める「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」が7月から放送されることが話題になった。前後編で取り上げる。

あなたにオススメ


 6月1日、横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の21回「蝦夷桜上野屁音」が放送され、えなりかずきさんが松前家第八代当主・松前道廣役で初登場し、“鮮烈”な大河デビューを飾った。えなりさん演じる松前道廣は、時には行き過ぎた行動も平気でやってのける奔放な性格を持つ。御三卿の一橋治済(生田斗真さん)とも親交があり、蝦夷(えぞ)の上知を進めようとする田沼意次に対して、政治的な駆け引きを実行していく。同回では、宴会で人を的に鉄砲をぶっ放す姿などが描かれ、SNSでは「また新しいタイプのサイコパスが…」「えなり史上最高にやべーやつ」といった声が次々と上がり、早くも話題となった。

 2日、「相棒」「特捜9」などで知られるテレビ朝日の水曜午後9時のドラマ枠で、大森さん、相葉さん、松下さんがトリプル主演を務める「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」が7月から放送されることが明らかになった。同枠では、2015年に放送を開始した「刑事7人」以来の10年ぶりの新シリーズとなる。舞台は、2009年に警視庁に新設された“SSBC”こと捜査支援分析センター(SSBS)。初動捜査で犯人の足取りを追うための分析・追跡捜査を担う専門部隊だ。大森さんはSSBC強行犯係で機動分析を担当する伊垣修二、相葉さんはSSBC強行犯係に出向してきた“キャリア組”の名波凛太郎、松下さんは警視庁捜査一課主任の青柳遥を演じる。

 2日、「第62回ギャラクシー賞贈賞式」が東京都内で行われ、伊藤沙莉さんが主演を務めたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」が、同賞のテレビ部門の大賞を受賞した。贈賞式には制作統括の尾崎裕和さん、脚本を担当した吉田恵里香さんらが登場。尾崎さんは「伊藤さんがやってくれたらすごい寅子になるだろうと思いましたが、本当に素晴らしい寅子をやり抜いてくださったと思います」と伊藤さんに感謝。さらに続編やスピンオフの可能性について聞かれると、「チーム内ではやりたいと思っています。話もしますけど、いろんなことを責任もって整えられたらと思います。頑張ります!」と話した。

- 広告 -

 3日、反町隆史さんが、テレビ東京系のドラマスペシャル「TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係」(6月30日午後8時放送)で主演を務めることが明らかになった。反町さんは同局のドラマに約6年ぶりに主演し、今作ではオートバイで犯人を追跡する特殊部隊、通称トカゲの上野数馬を演じる。栗山千明さん、竜星涼さん、吹越満さん、椎名桔平さんらの出演も発表された。原作は、本格警察小説の名手、作家の今野敏さんの「TOKAGE 特殊遊撃捜査隊」(朝日文庫)。警視庁に存在するオートバイで事件を追う覆面捜査チーム“トカゲ”の活躍を描いた本格警察ミステリーだ。

 3日、上坂さんが、2026年度前期の朝ドラ「風、薫る」で、見上愛さんとダブル主演を務めることが分かった。上坂さんは2005年7月14日生まれの19歳。オーディションによる選出で、朝ドラに出演するのは初めて。「風、薫る」は、明治時代を舞台に、大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんという2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描く、2人の主人公のバディードラマ。上坂さんが演じるのは、生後まもなく母親に捨てられ、キリスト教の牧師に育てられた大家直美。家族と呼べる存在はおらず、目的のためには多少のうそやずるもいとわないしたたかさがあるキャラクターだ。

 3日、森川葵さんが、7月22日スタートのフジテレビ系の連続ドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」(火曜午後9時)で主演を務めることが分かった。森川さんがゴールデンプライム(GP)帯の連続ドラマで主演するのは初めて。森川さんが演じるのは、警視庁の新設チーム「スティンガース(おとり捜査検証室)」のリーダーで、キレッキレの“おとり捜査官”の二階堂民子。FBIで本格的な“スティングオペレーション(=おとり作戦)”を学び帰国したトップキャリアの警視で、変装や即興演技、心理操作、トリック構成を自在に操る。説明は端的だが指示は謎だらけで、突飛な行動で部下を翻弄(ほんろう)する。

テレビ 最新記事