足利義政:ダメ将軍、決死の“逆転ホームラン”!? 東山山荘造営、驚くべき錬金術も Eテレ「知恵泉」で特集

6月10日放送の「先人たちの底力 知恵泉」 (C)NHK
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6月10日放送の「先人たちの底力 知恵泉」 (C)NHK

 歴史の先人から現代に通じる知恵を学ぶ、NHK・Eテレの番組「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)」(火曜午後10時)。6月10日は、室町幕府八代将軍・足利義政を取り上げる。優柔不断で応仁の乱勃発の一因にもなるなど、何かと評判の良くないダメ将軍だが、最晩年に企てた東山山荘創建は起死回生の大勝負だった!?

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 この日の番組の副題は「ダメ将軍・足利義政 決死の“逆転ホームラン”」。後に銀閣寺と通称される東山山荘。義政はここに自らの美的センスを全力で注入した。

 配下に抜てきしたのは、当時まだ評価の定まっていなかった新進のアーティストたち。庭園は河原者出身の善阿弥とその子弟たち。障壁画は東国から京に上ってきた狩野正信。東山山荘は、気鋭のポップスターが勢揃いした「新時代の美の殿堂」として、幕府の威光復活を天下に見せつけた。

 しかし建設資金は莫大。そこで義政がとった驚くべき錬金術とは……?

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