水木しげるさん:“鬼太郎”と“戦記マンガ”の間に しなやかな対応能力と譲れない信念に迫る Eテレ「知恵泉」で

12月2日放送の「先人たちの底力 知恵泉」=NHK提供
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12月2日放送の「先人たちの底力 知恵泉」=NHK提供

 歴史の先人から現代に通じる知恵を学ぶNHK・Eテレの番組「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)」では、12月2日午後10時から「水木しげる “鬼太郎”と“戦記漫画”の間に」を放送する。大ヒット作「ゲゲゲの鬼太郎」、絶望と諦念の戦記マンガ。タイプの異なる傑作を生みだした水木しげるさんの創作の裏にあった、しなやかな対応能力と譲れない信念に迫る。

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 幼いころから親しんできた妖怪をテーマに「鬼太郎」を生み出した水木さん。元々、風刺色の強い作品だったが、少年マンガ向けのアレンジに応じていく。一方で、単純な勧善懲悪ではないリアルさもあった。

 人気マンガ家となった後、昭和元禄の時代に放った戦記マンガ「総員玉砕せよ!」では、戦友の無念を残そうと不条理な戦場の現実をえぐり出した。

 晩年のひょうひょうとしたイメージの向こうに潜んでいた水木さんの信念とは……。

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