VIVANT:野崎は悪い人? 長野専務は不倫しただけ? 数多く残された“謎” 続編での回収に期待

TBS系日曜劇場「VIVANT」で主演を務める堺雅人さん
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TBS系日曜劇場「VIVANT」で主演を務める堺雅人さん

 堺雅人さんが主演を務め、2023年7月期に放送されたTBS系日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜午後9時)の続編が、2026年(放送時期未定)に同枠で放送されることが6月11日、明らかになった。23年の放送ではSNSを中心に“考察合戦”がわき起こり大きな盛り上がりを見せたが、最後まで“未回収”だったネタを振り返る。

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 最終回のラストシーンで、群衆の中を進む乃木(堺さん)の背後に現れた公安の野崎(阿部寛さん)は、意味ありげにニヤリと笑みを浮かべていた。さらに、野崎がジャミーン(ナンディン・エルデネ・ホンゴルズルさん)の退院をお祝いしたシーンでは、ジャミーンは軽く頭を下げるだけで、野崎は「まだダメか」と苦笑いしていた。

 ジャミーンには「人の善悪を直感的に見抜ける」という能力があるとされ、最後まで野崎になつくことはなかった。「テントの敵」である公安はジャミーンにとっての「悪」という解釈もあったが、公安とは別の顔を持っている可能性もあるのだろうか。

 同じく最終回では家族の救助を中止させた元上官で官房副長官の上原(橋爪功さん)への復讐(ふくしゅう)のため、ベキ(役所広司さん)が上原のもとに現れた。ベキは上原への復讐を果たそうとするが、乃木に撃たれ、倒れた。

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 ノコル(二宮和也さん)が「墓はバルカで用意したい」と告げると、乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)」と語り、「花を手向けるのはまだ先にするよ」と伝えていた。

 乃木の射撃技術であれば、急所を外すことは容易なはず。遺体も確認されていないことから、生きている可能性は十分に考えられる。

 ほかにも、丸菱商事の長野利彦専務(小日向文世さん)は再登場しないまま終わった。「黒幕説」「乃木を救ったジャーナリスト説」と話題を呼んだ長野専務だが、本当に天才ハッカーの太田(飯沼愛さん)と不倫していただけなのだろうか。

 別班についても、ドラマのオリジナル商品「別班饅頭(まんじゅう)」が、テントのマーク1個を「別班」の焼き印の入った饅頭8個が取り囲むセットになっていることから、別班メンバーは乃木、黒須(松坂桃李さん)、乃木に撃たれた4人以外にあと2人いるのではと話題になった。だとすると残り2人は誰なのか?

 さらに「ドラム」とは一体何者だったのか。薫(二階堂ふみさん)は“乃木が愛する人”というだけなのか……など、さまざまな“謎”が残されたままだ。

 続編は、前作のラストシーンの直後から始まる続きの物語となり、堺さん演じる主人公・乃木憂助の設定などに変更はないという。堺さん以外のキャストについては今後、発表される。撮影については「超親日国」の海外を中心に行われるといい、未回収のネタが明らかになることだけでなく、乃木の新たなストーリーに期待したい。

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