テレビ東京:“存在しない名作ドラマ”を勝手に制作 アルピー平子&友近で往年の人情刑事ドラマ

「人情刑事 呉村安太郎」に出演する「アルコ&ピース」の平子祐希さん(右)と友近さん(C)テレビ東京
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「人情刑事 呉村安太郎」に出演する「アルコ&ピース」の平子祐希さん(右)と友近さん(C)テレビ東京

 テレビ東京が“存在しない名作ドラマ”を勝手に制作して送る新企画「架空名作劇場」を8月に放送することが明らかになった。お笑いコンビ「アルコ&ピース」の平子祐希さん演じる往年のスター俳優と、友近さん演じる大女優が人情刑事とスナックのママを演じる架空の刑事ドラマ「人情刑事 呉村安太郎」を放送する。

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 「架空名作劇場」は、友近さんが出演し、YouTubeの再生数が430万回を超える「友近サスペンス劇場」など、1980~90年代風の映像で知られる「フィルムエスト」の初の長編地上波番組。1990年代のように見える映像や芝居で現代の社会問題を描くというコンセプトだ。

 今回の「人情刑事 呉村安太郎」は1987~2004年に放送された刑事ドラマという設定。刑事・呉村安太郎が、時代遅れと蔑まれながら、持ち前の「人情」で事件を解決に導くという内容で、主人公の呉村安太郎を演じたのが、昭和を代表する名優・加賀美勲(平子さん)。呉村が通う高級バーのママ・大森真由美を演じたのが大女優・三篠慶子(友近さん)。呉村が繰り出す人情ビンタとともに飛び出す名セリフ「これが人生。これぞ、人情。」が、社会現象となり大きなブームを巻き起こしていた…という設定になっている。

 架空名作劇場「人情刑事 呉村安太郎」は、第1夜「殺人フードデリバリー!団地妻の秘密」が8月11日深夜0時半から、第2夜「闇バイトが殺される!復讐のニセ老婆」18日深夜0時半からそれぞれテレビ東京で放送。

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 ◇平子祐希さん/加賀美勲(呉村安太郎)役

 桜丘警察署の巡査部長、通称「呉さん」。妻を亡くし、高校生になる娘を男手ひとつで育てている。「人情を笑う奴は人情に泣く。」「その考え、ちと人情が足りてないんじゃないか?」人情で事件を解決に導く“ザ・あの頃”の刑事。

 平子さんのコメント

 今回は、“呉村安太郎という役を演じた加賀美勲という往年のスター俳優”を演じるという特殊な設定があったので、加賀美という俳優が、出身は青年座なのか俳優座なのか…、バックボーンは固めました。こだわったのは毛量と直毛。カツラですが、どうセットしていいのかという当時特有のこの毛の多さ、濃さというところにこだわりました。

 当時テレビを見ていた方には懐かしく、タイムマシーンのようにあの時代に戻れる作品、そしてその時代にまだ生まれていなかった方にとっては非常に新鮮で、エキサイティングな作品になっていると思います。

 ◇友近さん/三篠慶子(大森真由美)役

 事件を解決した後、各話のラストに呉村安太郎が必ず訪れている「スナックさつき」のママ。カウンターでしみじみとお酒をのむ呉村の横で話を聞きながら、テンポの良いやりとりをしてくれる“あの頃”の刑事ドラマに欠かせない存在。

 友近さんのコメント

 刑事ドラマの最後に出てくるママさん役は、一度やってみたいなと思っていましたので、こういう形で出させていただき光栄です。

 あの頃の昭和のドラマが好きだった方は、まずこのパッケージや映像に食いついてくださるのではないでしょうか。“あるある“も満載で懐かしい気分になれると思います。でも、内容は現代のことを描いているので楽しく見ていただけると思います。

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