見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務める2026年度前期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「風、薫る」の新たなキャストが、NHKドラマの公式X（＠nhk_dramas）で発表され、水野美紀さん、早坂美海さん、小林隆さん、小林虎之介さん、つぶやきシローさん、岩瀬顕子さん、三浦貴大さん、根岸季衣さん、大島美幸さん、義達祐未さん、「ザ・たっち」のたくやさんとかずやさん、原田泰造さん、北村一輝さんの14人の出演が発表された。早坂さん、小林虎之介さん、大島さん、「ザ・たっち」のたくやさん、かずやさんは今作が初の朝ドラ。またグラフィックデザイナーの清水彩香さんが手がけたロゴのデザインも公開された。

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　水野さんが演じるのは主人公の一人、一ノ瀬りん（見上さん）の母・一ノ瀬美津。那須にあった小藩の旧藩主の一族として生まれた。農家になり、明治を迎えても気位の高さは失っておらず、いざというときには自らなぎなたを振るう豪胆をもつ。一方で新しい物好きな一面も。

　早坂さんが演じるのはりんの2歳下の妹・一ノ瀬安。やがては良家に嫁ぎたいと思っている。家族の動向を冷静に見ている。

　小林隆さんが演じるのはりんの父・信右衛門に仕えていた元陪臣・中村義正。明治時代になり、一ノ瀬家からは暇を出されたのち、栃木県の役人となる。 一ノ瀬家には足しげく通い続けている。

　小林虎之介さんが演じるのはりんの幼なじみの竹内虎太郎。りんと同じ村の生まれで、元足軽だった竹内家の長男。りんとは幼いころから気を許せる仲ではあるが、育ちの格差を痛感している。

　つぶやきシローさんが演じるのは虎太郎の父・竹内之宣。元足軽で明治時代になって農家に。今でも一ノ瀬家に対しては恭しく接する癖が抜けない。

　岩瀬顕子さんが演じるのは虎太郎の母・竹内栄。竹内家を支えるパワフルな母親。いざという時に頼りになる存在。

　三浦さんが演じるのはりんの縁談相手・奥田亀吉。りんが住む村の隣町で明治時代になって運送業をはじめ、一代で財を成した。老舗の店主たちからは冷ややかな目で見られている。

　根岸さんが演じるのは亀吉の母・奥田貞。亀吉と二人三脚で奥田屋を大きくしてきた自負がある。周囲からの成金扱いに嫌気がさしており、家柄を手に入れたいと一ノ瀬家に縁談を申し入れる。

　大島さんが演じるのはうなぎ店の女将。義達さんが演じるのは和菓子店の女将。「ザ・たっち」のたくやさんとかずやさんが演じるのは柴田屋・松永屋。

　原田さんが演じるのは主人公の一人、大家直美（上坂さん）を見守る牧師・吉江善作。キリスト教の牧師で4年前に直美を引き取って以来、直美をそっと見守ってきた。自立したい直美の意思を尊重して別々に暮らしているが、常に直美のことは気にかけている。
　北村さんが演じるのはりんの父・一ノ瀬信右衛門。那須地域にあった小藩の元家老。明治維新前に家老職を辞して農家になり、役人への誘いがあっても断り続けている。穏やかな性格で、りんと安に「自分で考えること」を教えてきた。

　ドラマの制作統括・松園武大チーフプロデューサーは「一ノ瀬りん、大家直美、二人の主人公の家族やとても身近な人たち、そして、りんの故郷である栃木県那須地域ゆかりの人々を演じていただく方々を発表しました。 多彩で魅力あふれるキャストの皆さんが、脚本の吉澤智子さんが紡ぐ人物たちにどんな息吹を吹き込んでくださるのか、日々想像してはワクワクしています。 清水さんのロゴを初めて見た時、殺風景な会議室に風が吹いたように感じました。たっぷりと風を受けながら、地を踏みしめて前に進む。そんな、りんと直美の意思を感じられるロゴです。 気が付けばすっかり暑い季節になり、撮影開始まで間もなくとなりました。放送はまだ少し先ですが、今後もまだまだ新しい発表が続いていきますので、どうぞご期待ください」とコメントしている。