国宝:夏休みオススメ映画 吉沢亮主演 歌舞伎に命をささげた男たちの生き様 3時間ひとときも飽きさせない

映画「国宝」のカット(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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映画「国宝」のカット(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

 夏休みにクーラーの効いた劇場で楽しみたい、MANTAN編集部オススメの映画をピックアップ。吉沢亮さん主演の「国宝」(李相日監督)を紹介する。

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 原作は「パレード」「パークライフ」などで知られる吉田修一さんの同名長編小説。2018年に刊行された単行本は上下巻で800ページを超える大作だ。映画はカンヌ国際映画祭に出品された。6月6日の公開から59日間で興行収入は85億円を超え、今年公開の実写映画で1位になった(8月3日時点)。

 戦後から高度経済成長期の日本を舞台に、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の花井半二郎(渡辺謙さん)の家に引き取られた主人公・喜久雄(吉沢さん)が、半二郎の跡取り息子・俊介(横浜流星さん)と出会う。正反対の血筋を持つ2人が、命を懸けて芸に人生をささげていく壮大なストーリーを描く。

 約3時間(175分)という長尺の映画だが、ヒリヒリするような人間ドラマの合間に本番さながらの舞台シーンをはさみ、ひとときも飽きさせない。

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