2025年公開の映画「国宝」(李相日監督)の特集ページ。俳優の吉沢亮さんが主演を務める。あらすじ・キャスト・関連ニュースを掲載しています。
映画「国宝」は、「パレード」「パークライフ」などで知られる吉田修一さんの長編小説「国宝」が映画化。2025年公開。俳優の吉沢亮さんが主演を務めることが明らかになった。吉田さんの「悪人」「怒り」を映画化した李相日監督がメガホンを取る。
原作は吉田さん自身が、2017年から朝日新聞で連載し、2018年に単行本化された上下巻800ページを超える大作で、3年の間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の作品。戦後から高度経済成長期の日本を舞台に、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げた主人公の喜久雄が、その命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大なストーリーだ。脚本は、「八日目の蝉」「コーヒーが冷めないうちに」「サマーウォーズ」などで知られる奥寺佐渡子さんが手掛ける。
踊りは未経験だった吉沢さんは、まずはまっすぐ歩くことから始め、すり足で歩く、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作から始めたという。けいこ初日は、まっすぐ歩くことだけで終わり、撮影時にきちんと踊ることができるのか不安もある中、他の仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎のけいこを行っているという
横浜流星さんが出演する。横浜さんは、主人公の喜久雄(吉沢さん)の親友でライバルとなる歌舞伎界の御曹司、大垣俊介を演じる。横浜さんが李監督作品の映画に出演するのは、「流浪の月」(2022年)以来。
横浜さんが演じる大垣俊介は、名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられているという役どころ。任侠の一門に生まれ、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄と、喜久雄が引き取られた家の跡取り息子である俊介。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる2人は親友として、そしてライバルとして激動の人生を歩みながら、芸の道を極めていく。
2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で主演を務めた吉沢さんと、2025年の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主演する横浜さんという“国民的俳優”2人の共演が注目される。
2025年公開
原作:吉田修一「国宝」
監督:李相日
脚本:奥寺佐渡子
この「国宝 まとめ」ページは「国宝」に関連する記事4件を掲載しています。