俳優の坂口健太郎さんと渡辺謙さんが共演する映画「盤上の向日葵」(熊澤尚人監督、10月31日公開)が、9月17~26日に韓国・釜山(プサン)市で開催される第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門に正式出品されることが分かった。
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今作は、「孤狼の血」などで知られる柚月裕子さんの同名小説(中央公論新社)を実写化したヒューマンミステリー。主演の坂口さんは、アマチュアからプロ棋士へと異例の昇進を遂げた天才棋士の上条桂介を演じる。渡辺さんは、将棋指しとしては超一流だが人間として最低な伝説の賭け将棋の真剣師、東明重慶(とうみょう・しげよし)を、また土屋太鳳さんが桂介を見守る元婚約者の宮田奈津子を演じる。さらに、佐々木蔵之介さん、高杉真宙さん、音尾琢真さん、渡辺いっけいさん、柄本明さん、尾上右近さん、木村多江さん、小日向文世さんらも出演する。
ある山中で身元不明の白骨死体が発見された。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れた天才棋士、上条桂介だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、賭け将棋で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた東明重慶の存在が浮かび上がる……というストーリー。
釜山国際映画祭は、韓国・釜山で毎年秋に開催される、アジア最大級の映画祭。1996年に創設されて以来、アジア映画の発展と新しい才能の発掘を目的に国内外の多数作品が上映され、昨年の来場者数は約14万人を記録した。今作が出品される「オープンシネマ部門」は芸術性に富んだ新作や国際的に評価された作品が選出され、メイン会場である「映画の殿堂」の野外スクリーン(約4500席)で上映される。
昨年に続き出演作が出品されることとなった坂口さんは「今回も、釜山国際映画祭へ招待いただき、とてもうれしく思います」と喜びのコメント。さらに「『盤上の向日葵』は、時代に翻弄されながら生きる男たちの悲しくも美しい人生の一瞬を切り取った作品です。多くの方に見ていただき、彼らの生き様を見届けていただければ幸いです」と作品の魅力を語った。
原作の重厚な人間ドラマにほれ、7年の歳月をかけて完成までたどり着いた監督・脚本の熊澤尚人さんは「釜山国際映画祭に選出していただき、大変うれしく思います。将棋を知らない方が見ても存分に堪能できるよう演出しました。何か大切なものを見つけて打ち込むことは、これほどかけがえのなく、魂を揺さぶるものなのかと、生き切ることの大切さが必ず伝わると思います」と語っている。
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