俳優の桜井日奈子さんが、吉高由里子さん主演の舞台「シャイニングな女たち」に出演することが9月12日、明らかになった。本作は、現代と過去を行き来しながら描かれる女性たちの物語を軸に、人間関係のもつれやSNS時代に生きる現代人の姿を浮き彫りにする女性たちの群像劇。桜井さんは主人公・金田海(吉高さん)の後輩・白澤喜美を演じる。白澤は、控えめな性格でSNSに自身の孤独を書き連ねていた、というキャラクターだ。
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舞台は蓬莱竜太さんの作・演出。さとうほなみさんが、金田の大学時代の女子フットサル部仲間で親友・山形圭子、山口紗弥加さんが、厳しさの裏に葛藤を抱えている女子フットサル部の顧問・川越瑞希を演じ、小野寺ずるさん、羽瀬川なぎさん、李そじんさん、名村辰さんの出演も発表された。
物語は、金田海は、社会人として働く傍ら、他人の告別式に紛れ込み、ビュッフェを食べて帰るという行為を繰り返していた。ある日、入り込んだ告別式の会場で金田は偶然見覚えのある顔たちに出会う。
それはかつて自分がキャプテンを務めていた大学時代の女子フットサル部の仲間たち。親友の山形圭子(さとうさん)の姿。敵視していた顧問の川越瑞希(山口さん)の姿まであった。遺影には同じピッチに立っていた後輩・白澤喜美(桜井さん)の姿。「私はなぜ呼ばれていないのか」。告別式会場と輝いていた大学時代が交錯していく。その輝きは本当の輝きだったのか……という内容。
東京・渋谷のPARCO劇場で12月7〜28日に上演。大阪公演、福岡公演、長野公演、愛知公演も行われる。