ワンピース
第1157話 ナミ困惑!ブロックの国の冒険
4月12日(日)放送分
アニメ「コードギアス」シリーズや「ONE PIECE FILM RED」などで知られる谷口悟朗監督のオリジナル劇場版アニメ「パリに咲くエトワール」。20世紀初頭のパリを舞台に、困難な時代の中、諦めることなく星(エトワール)に手を伸ばそうとする二人の日本人の少女が描かれる。谷口監督がコメントを寄せ、制作の経緯について語っている。
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同作の企画は、谷口監督自身の「少年が主人公の作品とはまた異なる方向性の作品を作りたい」という思いから動き出した。企画当初、女の子を主人公に据えた物語を構想しながらも、谷口監督はなかなか“地に足がついた感触”を得られずにいたという。そこで、「けいおん!」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などで知られる脚本家の吉田玲子さんに作品への参加を仰いだ。
谷口監督は「吉田さんが思う“すてきなこと”や好きなことを、一度自由に足していただいて、やりとりを重ねるうちに内容が固まっていきました」と振り返る。パリを舞台の一部にするという構想は当初からあったそうだが、話し合いを重ねる中で、物語の舞台は芸術と文化が最も輝いた時代、ベル・エポックのパリへと定まり、画家を夢見るフジコと、バレエに心ひかれる千鶴という二人の少女の姿が立ち上がっていった。
同作では、「魔女の宅急便」「崖の上のポニョ」などスタジオジブリ作品のキャラクターデザイン・原画を務める近藤勝也さんがキャラクター原案を担当し、谷口監督と初めてタッグを組む。谷口監督は「近藤さんのデザインは本当に王道です。最近のアニメは変化球や過剰な装飾を施しがちですが、近藤さんのデザインはシンプルなのにキャラクターの存在感がちゃんと伝わってくる」と語る。その“王道であること”の強さこそが、時代に翻弄(ほんろう)されながらも夢に手を伸ばす少女たちの姿と深く重なった。
「近藤さんも本作の企画に興味を持ってくれて、デザインだけでなく冒頭のシーンや、フジコの心象表現として登場する妖精のシーンなどの原画も描いてくださって、印象的なシーンになりました」と谷口監督はその表現力への信頼を明かしている。「パリに咲くエトワール」は、谷口監督、近藤さん、吉田さんという長年第一線で活躍してきたクリエーターたちが描いた「まっすぐな物語」であるという。
同作は、俳優の當真あみさんが主人公のフジコ、嵐莉菜さんが千鶴、早乙女太一さんがフジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人の青年・ルスランの声優を務める。3月13日公開。
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