俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第95回(2月13日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時14分の67.3%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第95回は、熊本に行くことを決めたトキ(高石さん)とヘブン(トミー・バストウさん)が松江の人々と別れの準備を始める。トキは長屋を訪れ、サワ(円井わんさん)との別れの時間を過ごす。一方、錦織(吉沢亮さん)、庄田(濱正悟さん)が見守る中、ヘブンは中学校で生徒たちに松江を離れることを告げる。激しく動揺する生徒たちに、庄田は自分が次の校長に就任すると告げる。
テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、オープニング終了後から弧を描くように急上昇。60%台後半に達した午前8時8分以降は、70%には達しなかったものの、多少上下しながら横ばいに近い状態で最後まで維持した。
急上昇した注目度が最初のピークを迎えるのが午前8時8分の66.4%。午前8時11分(67.2%)のピークの後、番組ラストの午前8時14分にこの日の最高値67.3%で三度目のピークを作った。注目度の多少の上下はあるものの、この7分間は、視聴者の関心をかなり引き付け続けた時間帯だったといえる。
まず午前8時8分は、錦織がずっと隠していた秘密をついに明かす衝撃的な場面だ。
直前の午前8時7分に、自分が次の校長になると庄田が話したことで激しく動揺した生徒たちに、錦織は「私は帝大を出ていない」「帝大卒業はもちろん、英語の教員資格免許すら持っていない」と告白。午前8時8分台は「だましていて申し訳なかった」と生徒に謝罪すると、錦織は教室を出ていく。すぐに追いかけたヘブンは、雨が降る校内で錦織を呼び止めると、「ごめんなさい、わたしのせい」と謝罪する。「ナントカシマショウ」とヘブンは呼びかけるが、錦織は「いいんです。いつかはこうなると思ってましたから」と淡々と答える。
続く午前8時11分台は、熊本に出発するヘブンやトキが船着き場で待機する場面。見送りに生徒ら多くの人が集まっているが、錦織の姿は見えない。トキもヘブンも錦織がいないか、気になるようで、きょろきょろしている。視聴者も、その場にいない錦織のことが気になったに違いない。遅れて駆けつけるのか? それとも?
その時、錦織は自宅の書斎にいた。最後の午前8時14分台は、机に向かい、ヘブンの「日本滞在記」を読んでいた錦織が、突然せき込むと喀血(かっけつ)する。喀血の気付くのは午前8時13分台の後半で、14分台は錦織の横顔をカメラはただとらえ続ける。最初、正面を見ていた顔がややカメラ方向の右側に向きを変え、視線がさまよっているように眼球が上下左右にゆっくり動く。そのうち虫の音が聞こえてきて、視線は正面の窓のむこうに。熊本に旅立ったヘブンのことを思っているのだろうか。ラストは瞳を潤ませているように見えた。
その間、約54秒間、錦織はずっと沈黙。音楽もすぐに消え、わずかに虫の音が聞こえるだけだ。それでもちっとも長く感じない。そんな見事なラストシーンだった。第95回の後半は錦織にからむシーンで注目度はピークを迎え、ほぼずっと視聴者の関心をぐっと引き付け続けた。第95回は“錦織”吉沢亮のための回だった。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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