ターミネーターと恋しちゃったら
第1話 護りに来た、未来から
4月4日(土)放送分
俳優の永作博美さんが主演を務め、松山ケンイチさんも出演する火曜ドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系、火曜午後10時)が4月7日にスタートする。子育てを終えた待山みなと(永作さん)は、50歳にして久しぶりに訪れた「自分だけの時間」に戸惑い、3カ月で鮨職人になれる「鮨アカデミー」に飛び込み、講師の大江戸海弥(松山さん)に出会う。映画「人のセックスを笑うな」(2008年)以来18年ぶりの共演となった永作さんと松山さんに、互いの印象や撮影裏話を聞いた。
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ドラマは「マイダイアリー」「わたしの一番最悪なともだち」などの兵藤るりさんが脚本を務めるオリジナル作。
永作さん:本当にびっくりしました。でもチャレンジ精神を感じて、ぜひすてきなドラマにしたいなと思い、ワクワクしました。
松山さん:日曜劇場「リブート」(同局系)でケーキ職人の役をやらせていただいて、そこでケーキ作りを習い、作れるようになってラッキーだなと思っていたところに、鮨職人の話をいただいて。「ケーキも作れて、鮨も握れるようになったら、すごい人間になるな」と思いましたし、主演が永作さんだと分かり、「人のセックスを笑うな」以来の共演になるし、自分にとって(出演することが)プラスにしかならないなと思いました。だから、絶対に(大江戸役を)やりたいと思い、今、一生懸命演じています。
永作さん:展開が割と激しめなのに、身近な会話だったり、そこに起きる感情などが読んでいても楽しかったし、アウトプットがとても楽しみな台本だなと思いました。登場人物みんなが動き出したら、すごく豊かな状況が生まれそうな、そんな想像ができました。
松山さん:題材的にはきっと今の時代の話だと思います。昔は、鮨アカデミーってなかったのかなと思いますが、話自体は古典落語みたいな人情話のように感じます。なので、すごく見やすいものになるのではないかと思っていますし、癒やし系のドラマなのか、と僕は感じています。
永作さん:きっと癒やされるよね。
永作さん:直接シーンとして出てくるわけではありませんが、息子(渚、中沢元紀さん)が心配だったり、距離感がうまくいかなかったり……。そこはもちろんですが、お母さんの日常を演じようとすると、結構バタバタしているんですよね。やればやるほどバタバタしていくみなとは「私みたいだな」と思いながら演じています。
松山さん:今って本当に便利になっていますよね。でも大江戸はどちらかというと、昔からあったようなやりとりや触れ合いを大事にしたいと思っていて、うまくアップデートできてないようなキャラクターなんです。
僕はどちらかというと逆に、新しいものにすぐ飛びついてしまうタイプ。でも、飛びついたら飛びついたで、大江戸が大切にしていたものを忘れがちになってしまうんですが、ふと考えた時に、結局「(昔のやりとりや触れ合いも)大事だよね」と思ったりもするんです。(新旧)どちらも一長一短だとは思うのですが、「何かを大事にしたい」「誠実でありたい」と願う気持ちは、僕自身も常に考えていることですし、大江戸も同じように思っていることだと感じています。
永作さん:見るたびに松山さんが、本当にいろいろな役を演じられているので、どんどん松山さんが変わっていくと思いながら拝見していたんです。でも今回会ってみたら、ニヤニヤしながら寄ってくる松山さんがいて、当時と何も変わってないなと思いながら、ちょっとうれしくなりました。話し出すとそのままですし、またいい関係が作れそうな気がすると思って、今わくわくしながらお芝居中です。
松山さん:前回も永作さんが演じるキャラクターに惹(ひ)かれていく役柄で、僕にとって永作さんは、安心感を与えてくれる人というイメージなので、やっぱり甘えてしまったり、寄りかかってしまいそうになりそうで。でも、今回は僕が講師で永作さんが生徒という前回とは逆の関係なので、しっかりしないといけないと思っています。
永作さん:私はそもそも鮨を握れないところから始まるので、ある程度何度か習わせてもらって、それがどういう感じなのかというところで今、止まっています。なので、しっかりと鮨アカデミーのシーンの撮影が始まったら、みんなと一緒に「いっせいのせ!」でやろうかなと。今そういう作戦というか、自分の中でそういうストーリーがあります。なので、ただただ難しいなというところで止まっています。魚をさばくことも。所作みたいなこともまずは知らないところから、大江戸先生に教えてもらおうかと思っています。
松山さん:本当にまずい状況になっています……。
永作さん:相当練習していますよね。
松山さん:そうなんですけど、まずいですよ。だから、間に合わなかったら、もう顔だけでいきます。
永作さん:どういうことですか!?
松山さん:顔の表情だけでアジの3枚おろしを表現するとか、鮨を握るとか。
永作さん:なるほどね(笑)。
松山さん:念のためやっといた方がいいかなって。
永作さん:その作戦も考えながら(笑)。でも、それぐらい難しいってことだよね。
松山さん:やっぱり奥が深いというか、どれだけ時間をかけたかというのが、やはりバレてしまう。ボクシングなどと一緒。3年前からオファーがあったらな(笑)。
永作さん:4人(永作さん、ウイカさん、山時さん、佐野さん)でしゃべるシーンを撮ったのですが、面白かったですよ。ウイカさんはセリフはもちろんなんですけど、ただ座っていてもグイグイ1人で場を運んでいってくれるんですよ。山時さんと「ありがたいですよね、ウイカさんがいるとね」としゃべったりしていて。
佐野さんは佐野さんで、山時さんのことが息子のようにかわいいみたいで。食べ物の話などをしながら「お父さんの気分だよ」と言っている姿を見ましたね。
松山さん:山時くんってまだ20歳なんですよね。
永作さん:そう、20歳なの。学生なんだって。佐野さん、ちょうど娘さんが結婚なさったばかりで、家を出られたらしくて、それでちょうど(みなとと)同じ気持ちなんだって言っていました。だからセリフをしゃべっていなくても、誰かしらがずっとしゃべっているみたいな感じで。その中で山時くんはずっと聞いていた。
松山さん:僕はまだ入らないので、もうしっかり鋭くにらんで、佐野さんとかも叱りつけようかなと(笑)。
永作さん:でも多分ずっとはそうしていられないと思います。相当いじられキャラになると思います。こういう場合、いじられやすいですよね(笑)。
永作さん:本当に誠実な方だなと思っていつも見ています。この間、中沢くんが私の前を歩いて階段を降りるシーンがあったのですが、その階段を見た瞬間に、彼が軽い準備体操を始めたんです。私の中で彼は「料理男子」のイメージだったので、階段を降りるのにもこんなに慎重なんだ! と驚いて。後で話をしたらスポーツマンだと分かって納得しました。運動ができる人は、階段一つ降りる時でもちゃんと準備をするんだなと、見習おうと思いましたね。そういうところがすてきだなと感じます。
これからどんどん変わっていく方だと思うので、そばで成長を楽しみながら撮影していきたいと思います。中沢くんには、本当に好きなように演じて、この撮影現場を楽しんでもらえたらいいと思っています。
永作さん:幅広い年代の方を応援する内容だと思うので、この作品を見て、自分が立ち止まっていることに対する、同じ気持ちや思いだったり、違う情報だったりとかをぜひ持っていってほしいと思っています。自分のためにこの作品を使ってもらえたらすごくうれしいなと思います。私たちは一生懸命、皆さんに応援を届けるような気持ちで作品を作っています。私たちも必死で悩んで、必死にもがき、はい上がって、頑張って前に進もうと思っているので、ぜひご覧ください。
松山さん:本当に鮨が大好きになるドラマだと思います。鮨ってある意味、伝統文化でもあるので。そういう意味でも改めて鮨に興味を持ってもらえたらうれしいです。また、鮨だけではなく、家族や友人とのコミュニケーションを見つめ直すきっかけになったり、新しい発見が生まれてくる可能性もあると思います。ぜひこのドラマを通して、いろいろと感じてもらえたらうれしいです。
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