ちいかわ
第337話 生えた/チャーハン
4月24日(金)放送分
「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の辻次夕日郎さんのマンガが原作のTVアニメ「スノウボールアース」が、日本テレビ系のアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で毎週金曜午後11時半に放送されている。雪と氷に覆われた地球・スノウボールアースを舞台にしたSF×怪獣×ロボットアクション。人見知りの主人公・鉄男、唯一の友達の巨大ロボット・ユキオの友情と冒険の物語だ。鉄男役の吉永拓斗さん、ユキオ役の平川大輔さんに同作への思いを聞いた。
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吉永さん オーディションのお話をいただいたときに、初めて作品に触れました。最初は、オーディションのシーンだけ読もうとしたのですが、内容が刺さりすぎて、夜通し最新刊まで読み切りました。巨大ロボットや怪獣、凍結した地球という設定、キャラクターの信念、胸が熱くなる人間ドラマなどが刺さり、一気に引き込まれました。
平川さん 僕もオーディションに際して、初めて触れさせていただき、拓斗君と同じように、読み始めたら手が止まらなくなりました。「スノウボールアース」は、リアルだけど、リアルロボット物よりも前の世代のようなロボットが登場します。少し懐かしさがありつつ、リアルロボット路線が融合しているところが面白かったです。それと、広い意味での「愛情」があるように感じます。愛情を持つ人間やロボット、愛情を持たない怪獣、愛情とは縁遠く見えるタイプの人間の対比が刺さりました。激しいバトルもあるのですが、優しく包まれるような愛情が心に残りました。
吉永さん 鉄男は人見知りだけど、元々は話すこと自体が好きなのだと思いました。ユキオとのコミカルなやり取りからも感じるし、鉄男が一人で旅をする中でもずっと独り言を言っていますし。声に出して自分の気持ちを発するということ自体は好きなのではないかと。だから内に閉じこもっているというよりは、緊張してしまうのだと感じていました。救世主として地球を守るために戦い続けてきたので、思考能力もあるし、戦いで追い込まれたとき、ひるむこともありません。そのギャップを演じる上で大切にしています。あがり症ではあるけど、救世主なので、この人がきたから大丈夫だとなる存在でもある。積み上げてきたものがないといけない、という話はディレクションでもありました。
吉永さん 正直難しかったところもありました。ただ、収録に臨む前に、事前に読み合わせの機会をいただき、皆さんの演技を知った上で演じることができたのがすごくよかったです。
平川さん ユキオは鉄男の兄弟になりたいわけではないし、父になりたいわけでもない。あくまでも友達でありたいんだろうと勝手に思っていたのですが、収録の前の読み合わせで初めて拓斗君と一緒にセリフを合わせてみて、そうじゃないなと思うようになりました。友達だけど、時には兄でも弟でもあり、親のようなときもあるように感じ、それをひっくるめて表現できた方がいいんじゃないかと思うようになったんです。ロボットということはあまり意識していませんでした。
平川さん ユキオは鉄男が「うれしい」と喜んでいる姿を見ると「私もうれしい」と感じる。人間よりも人間らしい瞬間もあってチャーミングなところは出していきたいなと考えていました。ほかにも心の痛みを感じ取れるAIだけど、物理的な痛みは感じないことも意識した方がいいだろうなと思っていました。なので序盤は攻撃を受けてもあえて音を入れていなかったのですが、痛みではなく、例えばぶつかった際のリアクションなどは音を入れてもいいかもしれないと思って、中盤以降は音響監督に確認しながら少しずつリアクションも入れています。
吉永さん 画はあったのですが、あんまり意識しすぎなくていいということでした。境(宗久)監督と一緒にキャラクターの心情を整理していきました。和気あいあいとしてアットホームな現場でした。
平川さん オーディションの時に4パターンくらいのユキオを求められました。その後ユキオ役に決めていただき、うれしかったのですが、「さて、オーディションでやったうちのどのユキオだろう?」とずっと考えていたんです。だから第1話の台本をいただいて練習するときも、全部のパターンで練習して、どのユキオを求められても対応できるようにしていました。いざ読み合わせが始まり、どのパターンでやりますかと確認したら「全部使ってやってみてください」ということで。自由度が増したところもあるなと感じ、意識的に場面によって変えていました。
吉永さん 平川さんとの共演は初めてです。原作を読んで想像していたユキオのイメージのそのままで、読み合わせのときから、ユキオだ!と感じていました。ディスカッションを重ね、一緒に掛け合いをしている中で、すごく助けていただきました。僕にリテイクがあったときもスッと入ってくださったり、鉄男は叫ぶシーンも多いので、「大丈夫?」と声を掛けていただいたり。そのときの目がそのままユキオの目のようなんです。本当にホッとしますし、平川さんのおかげで自由に演じさせていただけました。一緒に必殺技を言うときもバランスを考えていただいたり、すごく助けていただきました。
平川さん (吉永さんは)ご本人が元々持ってらっしゃる優しさ、温かさを感じましたし、芯の強さも自然に鉄男に溶け込んでいると感じていました。意識して演じてらっしゃるのか、自然とにじみ出てくるものなのかは分かりませんが、気持ちが音に乗るという当たり前だけどとても難しいことを自然にやられています。。一緒にお芝居させていただきすごく楽しかったです。毎回、一緒にマイクの前に立つことを楽しみにしていました。
吉永さん 平川さんにそう言っていただけるなんて幸せです。
吉永さん はい! 僕は甘えてしまっていますね。僕は人と話すのが好きなのですが、軽いノリでおちゃらけすぎたときも、平川さんは温かく見守ってくれるんですよね。
平川さん やりすぎってことはないと思いますよ。拓斗君は、現場の雰囲気をすごくよくしてくれるし、立派な座長です。
「スノウボールアース」は、人見知りの鉄男、人間よりも人間らしいユキオのコンビが絶望的な世界の中を冒険する。激しいバトルと共に描かれる、優しく包み込まれるような二人の関係性に、ぜひ注目してほしい。(阿仁間満/MANTANWEB)
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