豊臣兄弟!:中野英雄、初大河で太賀と親子共演 「最初照れあった」「ちょっと涙が出た」 第21回でサプライズ

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第21回に太田垣輝延役で登場した中野英雄さん (C)NHK
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大河ドラマ「豊臣兄弟!」第21回に太田垣輝延役で登場した中野英雄さん (C)NHK

 仲野太賀さん主演のNHK大河ドラマ豊臣兄弟!」(総合、日曜午後8時ほか)の第21回「風雲!竹田城」が、5月31日に放送され、仲野さんの父で俳優の中野英雄さんが、太田垣輝延役で登場した。中野さんは事前告知なしのサプライズ出演。小一郎を演じる仲野さんとの親子共演も実現し、「小一郎と交わすセリフは一言だったのですが、親子で真剣に見つめ合って芝居をするのはどうしても最初、照れがあって。リハーサルのときはまだ照れが残っていたんですが、本番ではビンビン伝わってくるものがありました」と振り返った。

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 中野さんが演じた太田垣輝延は、小一郎が初めて大将として城攻めを任された、生野銀山を管轄する但馬・竹田城の城主。小一郎の作戦で水の補給路を断たれたことで窮地に立たされる……という役どころだった。

 中野さんが大河ドラマに出演するのは初めてだった。

 「大河ドラマは、何十年も出たくて仕方なかった番組です。そこに息子の太賀に導かれて出るなんて夢のような話なので、お声がけいただいたときは「嬉しい』の一言でした。ただ、一つだけ迷いがあって、それは作品のじゃまをしてしまうのは嫌だな、ということ。“親子共演”を楽しんでくださる方もいらっしゃるでしょうけど、僕が出ることによって、物語に集中できなくなったり、見る方に変な先入観を与えてしまったりしないかと心配で。太賀も、本当は僕が出るのは気が進まないのに、気を遣って言えないのかも?と勘ぐっていたのですが、思い切って話してみたら、いつもと変わらない調子で『やってよ』と言ってくれたので、その言葉に甘えて出演することにしました」

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 太田垣輝延を演じるにあたっては「小一郎が初めて大将として攻略する竹田城の城主ですから、ある程度インパクトを残さないといけない」という思いがあった。

 「脚本を読んで考えたのは、これまで僕がVシネでやってきたような振り切った“悪役”として演じるか、あるいは少し冷めたような、クールな芝居でいくか、どちらかだなということ。声質や雰囲気をどうすべきか、自分の中でいろいろと考えながら撮影に臨みましたが、現場で監督さんから『低い声で、ガ ン!と悪そうな感じでいってください』と言ってもらえたので、それを信じてやらせていただきました」

 劇中では、息子の仲野さん扮(ふん)する小一郎から鉄拳をくらった。

 「目と目があった瞬間は、息子だなんて全く感じず、太田垣として『このクソガキ!』と思ったくらい です(笑)。お互い一役者として向き合って、きちんと役者同士の対話として芝居ができたことが、すごくうれし かったですね。長年の夢だった大河の現場にいられる感動とあいまって、ちょっと涙が出てきてしまって。監督に『1人で泣きそうです』って言ったら、『今は泣いちゃダメですよ』と返されました(笑)」

 改めて「(視聴者の)皆さん、僕が出ていることに気づかずに、小一郎が“天空城”を攻略する姿を楽しんで見てくれていたら、それがいちばんうれしいです」と話す。

 「見終わったところで『えっ、あれ(仲野太賀の)親父だったんだ?』と驚くぐらいが ちょうどいいかなと(笑)。 もともと僕は『豊臣兄弟!』というドラマのいちファンです。自分が出演する回の脚本だけは読みましたが、この先の展開は知りたくないので、息子にも聞いていません(笑)。この週の放送が終わったら普通の視聴者に戻って、また皆さんと一緒にドラマを楽しんでいきたいと思います」

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