月亭方正:落語家転身で「ギャラ下がった」

東京で改名後初の冠落語会を前に師匠の月亭八方さん(左)とがっちり握手をする方正さん
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東京で改名後初の冠落語会を前に師匠の月亭八方さん(左)とがっちり握手をする方正さん

 落語家の月亭方正さんが11日、改名後、東京での初の冠落語会「月亭方正 披露名の会」を東京・神田神保町の神保町花月で開いた。開演前に取材に応じた方正さんは「(タレントとしての活動より)ギャラは下がりました。覚悟はしていましたが、東京ってすごいなと思いました。(仕事)一本のギャラが違う」と明かした。

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 山崎邦正としてタレント活動を行ってきた方正さんは08年に月亭八方さんの落語会で落語を披露。八方さんから入門と「月亭方正」と名乗ることを許され、09年に正式に上方落語協会(桂文枝会長)に入会し東西で落語会を開いてきた。13年1月からは落語以外のタレント活動でも「月亭方正」の名で活動を開始。7日には改名後、初の冠落語会を天満天神繁昌亭(大阪市北区)で開催した。

 方正さんは「(大阪の)初のお披露目会はうまくできました」と手応えを感じている様子。それに対し、師匠の八方さんは「2回目はよく失敗するもの。今日はまずい方の回だと思います」とバッサリ。しかし「1回目は本人も納得したようだったし、お客さんの帰っていく姿が優しく温かかった」と話し「正直ここまでくるとは思わなかった。あとは彼次第ですね」と激励の言葉を投げかけた。

 方正さんは「自分が落語を聞いてそうだったように、至福の時間をお客様に贈りたい、ただそれだけ」と今後の意気込みを語ったが、高座をどうしても見てほしい芸能人を聞かれると「広末涼子さん。昔と全然変わらず美しくて……」と話し、報道陣の笑いを誘っていた。(毎日新聞デジタル)

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