薬屋のひとりごと
第1話 猫猫
3月2日(月)放送分
岩明均さんの名作SFマンガを実写化した映画「寄生獣」(山崎貴監督)が29日に公開される。謎の寄生生物・パラサイトが右手に寄生した高校生・泉新一と、他のパラサイトとの戦いを描いており、主人公・新一役を俳優の染谷将太さんが、新一の同級生でヒロインの村野里美役を女優の橋本愛さんが演じている。そのほか、新一の右手に寄生したパラサイト「ミギー」の声を俳優の阿部サダヲさんが担当し、ミギーの動きや表情も阿部さんの演技をモーションキャプチャーで取り込んで映像化した。メガホンをとったのは「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)や「永遠の0」(13年)、「STAND BY MEドラえもん」(14年)を手がけたVFXの名手、山崎監督だ。
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普通の高校生・新一(染谷さん)はある日、未知の生物パラサイトに右手を食われた。パラサイトは人間の脳を食べてその体に寄生する知的生物で、新一を襲ったパラサイトは脳を奪うことに失敗し、右手に寄生してしまった。新一の右手は、人間の言語や文化をものすごい速さで学び、自らをミギーと名乗り、新一に共同生活を持ちかける。勘の鋭い同級生の里美(橋本さん)に怪しまれながらもいつも通りの高校生活を送ろうとする新一だったが、教師として赴任してきたパラサイトの田宮良子(深津絵里さん)に正体を見破られてしまう。それから新一とミギーは、街中にひそみ人間を食らうパラサイト達との壮絶な戦いに身を投じることになる……という展開。
「寄生獣」は岩明さんが1990~95年に「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載した人気マンガで、コミックス10巻分の原作を今回は2部作で実写映画化。一度、映画化権を米ハリウッドが取得していたが、権利が日本に戻ってきた際に山崎監督が自ら名乗りを上げて今回の映画化が実現したという。
キャラクターの外見は現代風に変化しているが話の流れは原作にほぼ沿った形で進んでいる放送中のテレビアニメに比べ、実写映画では外見は原作と似ている人物(田宮役の深津さんや転校生・島田秀雄役の東出昌大さんら)が多いものの、ストーリーやキャラクター設定はだいぶアレンジされている。原作との一番大きな違いは、新一がシングルマザーの母・信子(余貴美子さん)に育てられているということ。田宮の存在も含めて親子というより母と子、母性により焦点が当たっている。新一とミギーの原作でのドライな関係に比べ、映画では友達のような関係に見えるのは阿部さんが軽妙な語り口だからか。今作では新一と母との戦いまでが描かれており、後編となる「寄生獣 完結編」は2015年4月25日に公開予定で、5カ月も待ちきれない。
主題歌はロックバンド「BUMP OF CHICKEN」の「パレード」。映画「寄生獣」は29日からTOHOシネマズ スカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(細田尚子/毎日新聞デジタル)
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