三上博史:撮影中は「人間じゃなくなる」

「連続ドラマW  贖罪の奏鳴曲」の完成披露試写会に登場した三上博史さん
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「連続ドラマW  贖罪の奏鳴曲」の完成披露試写会に登場した三上博史さん

 俳優の三上博史さんが19日、東京都内で行われた主演ドラマ「連続ドラマW  贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」(WOWOW)の完成披露試写会に登場。ドラマのタイトルにもある「贖罪(しょくざい)」について、三上さん自身「日々、贖罪を感じる」と語り、「撮影中は僕、人間じゃなくなるので。何を言い出すか自分でも分からないし、意味もなく人を傷つけたくなったり……」と苦笑いを浮かべた。

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 試写会には、ドラマのメガホンを取った青山真治監督と共演者のとよた真帆さんも出席。青山監督は、そんな三上さんの現場での様子を「針が一本落ちただけでも芝居がストップしてしまうくらい繊細な人。めちゃくちゃ緊張感がある。本当に大変なんだから!」と笑い交じりに語りつつ、「でも止めないといい芝居にならないことはこっちも分かっている」と一定の理解を示した。

 一方、青山監督も、自身の妻でもあるとよたさんに「贖罪」があるといい、「生臭い話ですが、2011年の『東京公園』ができるまで、4年間くらいすべての仕事が流れて収入がほぼなかった。その間、本当に迷惑をかけました。ごめんなさい」と頭を下げた。それを受けたとよたさんは「リアルな話、やめてください」と苦笑しつつ、夫を気遣い「芸術家を支えるということは、そういうことですので……」と語っていた。

 「贖罪の奏鳴曲」は、三上さん演じる弁護士・御子柴礼司(みこしば・れいじ)が主人公の法廷ミステリー。御子柴はどんな裁判でも執行猶予を勝ち取る有名弁護士である一方、ある殺人事件の犯人だった……というストーリー。御子柴が弁護する被告人役でとよたさん、その息子役で染谷将太さん、刑事役でリリー・フランキーさんが出演する。24日からWOWOWプライムで毎週土曜午後10時に放送。全4話。第1話は無料放送される。 

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