第57回グラミー賞:マドンナが宙吊り!? ガガ様はベネットと60歳差デュエット

“宙吊り”パフォーマンスを披露したマドンナさん (C)Getty Images
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“宙吊り”パフォーマンスを披露したマドンナさん (C)Getty Images

 米国最大の音楽の祭典「第57回グラミー賞」の授賞式が9日(現地時間8日)、米ロサンゼルスで開催され、人気アーティストがこの日限りのスペシャルなステージを繰り広げた。“宙吊り”まで披露したマドンナさんや、“年の差60歳”というレディー・ガガさんとトニー・ベネットさんとのデュエットなど、各賞の受賞アーティストとともに大きな注目を集めた。ステージでのパフォーマンスの数々を紹介する。

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 ◇マドンナの衰え知らずの美貌 カニエ・ウエストが6年ぶりグラミー“帰還”

 マドンナさんは赤と黒のレオタード風衣装で「リビング・フォー・ラブ」を披露。衰え知らずの美貌(びぼう)と挑発的なステージングは健在で、顔には仮面、頭にはバッファローの角といういで立ちの男性ダンサーたちとの妖艶な“からみ”も見せ、会場を魅了した。最後には、腰に取り付けたワイヤで“宙吊り”となり、ステージ上方へと消えていった。

 6年ぶりにグラミー賞のステージに帰ってきたのが、カニエ・ウエストさん。ウエストさんはソロとして「オンリー・ラブ」を披露すると、授賞式の後半には、ポール・マッカトニーさん、リアーナさんとも共演。3人のコラボシングル曲「フォー・ファイブ セコンズ」の世界初披露に会場は大いに沸いた。

 ◇ガガ×ベネットにホージア×アニー・レノックス 同郷デュエット花盛り

 グラミー賞の華であるコラボステージで目立ったのが、出身地が同じアーティストによるデュエット。特に注目を集めたのが、ガガさんとベネットさんのニューヨーク出身、“年の差60歳”コンビだ。ガガさんはいつもの奇抜な衣装を封印し、フォーマルな黒のロングドレスをまとい、“御大”ベネットさんのパトーナーをしっかりと務めた。手を取り合ってのダンス、息のあったスキャットも披露した。

 そのほか、英国出身者同士となったジェシー・Jさんとトム・ジョーンズさん、カリフォルニア出身のアダム・レヴィーンさん(マルーン5)とグエゥン・ステファニーさんがデュエットソングを歌い上げ、今回、惜しくも年間最優秀楽曲賞を逃したホージアさんもアニー・レノックスさんとの“アイルランドコンビ”で会場を魅了した。

 ◇4冠サム・スミスがメアリー・J・ブライジと3冠ビヨンセはゴスペルを歌い上げる

 主要3部門を含む最多4冠に輝き授賞式の“顔”となったサム・スミスさんは、年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲を受賞した「ステイ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい」をメアリー・J・ブライジさんとの共演で披露し、その実力を生で証明した。「ドランク・イン・ラヴ」で最優秀R&Bパフォーマンスと最優秀R&Bソング、アルバム「ビヨンセ」で最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバムと、スミスさんに次ぐ3冠に輝いたビヨンセさんは、マーティン・ルーサー・キング牧師も愛したゴスペルソング「プレシャス・ロード,テーク・マイ・ハンド」を情感たっぷりに歌い上げた。

 ビヨンセさんと同じく3冠を獲得したファレル・ウィリアムスさんは、最優秀ミュージック・ビデオ、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンスを受賞した大ヒットソング「ハッピー」で、中国人ピアニストのラン・ランさん、映画音楽界の巨匠ハンス・ジマーさんと共演。またアッシャーさんのステージにはスティビー・ワンダーさんもハモニカで途中参加し、ステージ上にワンダーさんの姿が現れると温かな拍手が会場の各所からわき起こった。

 「第57回グラミー賞授賞式」の模様(字幕版)はきょう午後10時からWOWOWライブで放送される。

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