ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」を基に劇場版アニメ化した「新劇場版 頭文字D Legend2-闘走-」(日高政光総監督、中智仁監督)が23日に公開される。2014年に公開された「新劇場版 頭文字D Legend1-覚醒-」に続く、映像や音響、キャストなどを一新した新3部作の第2弾。謎の天才ドライバーとして多くの走り屋たちから注目を集める存在になった主人公の藤原拓海が、新たな勝負に挑む姿が描かれる。拓海役の宮野真守さんら前作のキャストが引き続き出演するほか、新キャストとして諏訪部順一さんが中里毅役、阪口周平さんが庄司慎吾役で加わった。最新技術を駆使した迫力あるカーバトルや、拓海の心の揺れ、ドライバーとしての成長なども見どころだ。
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秋名山で「赤城レッドサンズ」の高橋啓介(声・中村悠一さん)に勝ったことで、藤原拓海(声・宮野さん)は謎のダウンヒルスペシャリスト「秋名のハチロク」として注目を集め、対戦しようと走り屋たちが集まってくる。走り屋と呼ばれることに困惑する拓海だが、ある日、友人の武内樹(声・白石稔さん)が「妙義ナイトキッズ」のリーダー・中里毅(声・諏訪部さん)の挑戦を勝手に受けてしまい……という展開。
最新の3D技術で描かれた車体とリアルなエンジン音によるバトルシーンは、前作以上に熱量にあふれている。今回は中里戦に庄司戦とバトルが2回行われるため、レースシーンがふんだんに盛り込まれており、本物のエキゾーストノートが心地よくレースの緊迫感を彩る。カーバトルがメインだが、拓海の成長も見どころで、何気ない日常からバトルへと向かう心情の変化は、青春時代特有の悩みにも似たものがあり、拓海に共感してしまう。また2種類のバトルに臨む際の拓海の心の動きも見どころ。男性キャラだらけの中、紅一点ともいえるなつきの登場シーンは一服の清涼剤となるはずだ。新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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