女優の平愛梨さんの主演映画「呪怨 ザ・ファイナル」(落合正幸監督)が20日に公開される。国内7作、海外リメーク3作が公開されてきたジャパニーズホラー「呪怨」シリーズの最終章で、小学校教師の妹が失踪したことを知った主人公が、その過程で不可解な現象に巻き込まれていく物語。主人公の麻衣を平さんが演じ、桐山漣さん、おのののかさんらが出演するほか、前作「呪怨 終わりの始まり」(2014年)に引き続き、結衣役で女優の佐々木希さんが出演している。
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
小学校教師をしている妹・結衣(佐々木さん)が失踪したことを知らされた麻衣(平さん)は、結衣がたびたび「佐伯俊雄」という不登校の児童の家を訪れていたことを突き止める。結衣の情報が得られないかと居場所を捜し始める麻衣だったが、次第に不可解なことが周囲で起き始め……というストーリー。
ジャパニーズホラーブームをけん引してきた人気シリーズも今作で最終章を迎えるが、ついにタブーが破られた。予告映像でも触れられていたが、呪いの源である佐伯家を解体してしまう。この展開には驚かされたが、そこから始まる新たな恐怖の予感もあり、観客の心を震え上がらせる。「呪怨」シリーズはホラーシーンが来ると分かっていてもゾクッとしたり、驚いてしまったりするシーンの演出が見事で、輪をかけて伽椰子の登場シーンは何度見てもおぞましい。主演の平さんの怖がりぶりや、佐々木さんのこれまでに見たことがないような怪演が恐怖を増幅させる。最終章とあるが、呪いがこの先どうなってしまうのかまだまだ目が離せない。新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
人気グループ「Snow Man」の佐久間大介さんが単独初主演する映画「スペシャルズ」(内田英治監督、2026年3月6日公開)の予告が、このほど公開された。
人気グループ「King & Prince」の永瀬廉さんと俳優の吉川愛さんがダブル主演を務める映画「鬼の花嫁」(池田千尋監督、2026年3月27日公開)のメーキングとインタビューを…
12月22日に発表された19~21日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、ディズニー・アニメーション「ズートピア2」(ジャレド・ブッシュ監督・バイロン・ハワード監督…
俳優の佐藤健さんが12月23日、「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」のグランドフィナーレを飾る映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)の上映前舞台あいさつに出席。佐藤さん…