桂文枝:「新婚さん」司会45年目で待望のギネス認定 「何よりの勲章」 

「新婚さんいらっしゃい!」の司会年数がギネス世界記録に認定されガッツポーズの桂文枝さん
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「新婚さんいらっしゃい!」の司会年数がギネス世界記録に認定されガッツポーズの桂文枝さん

 1971年の放送開始から今年で45年目の放送となる人気長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABC・テレビ朝日系)と司会を務める桂文枝さんが、「同一司会者によるトーク番組の最長放送」として、ギネス世界記録に認定された。認定されたのは放送開始の71年1月31日から今年6月7日の放送分までの44年4カ月。大阪市のABCテレビ本社で2日に行われた会見に出席した桂文枝さんはこれまでを振り返り、「この番組が自分の芸人、タレントとしての一番の代表的な番組になるとは夢にも思わなかった」「何よりの勲章」と大喜び。認定証を手にすると「感無量ですね。本当に、何よりもこの番組を考えて作っていただいたプロデューサーに感謝。最初の頃の方はもういない。次の人へ申し送ってこの番組をやっていただいたのは本当にありがたいですね……」と、スタッフへの感謝を語りながら、言葉を詰まらせた。

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 「新婚さんいらっしゃい!」は毎回2組の新婚カップルをスタジオに招き、2人が知り合ったきっかけや新婚生活などについて聞き出す視聴者参加型のトーク番組。過去に一度同じ内容でギネス世界記録の認定を目指したがならず、今回が2度目の挑戦。3月27日にギネス世界記録に申請し、6月9日に正式に「Longest running TV talk show hosted by the same presenter」に認定された。

 文枝さんは「長かったです。(認定する)それまでに番組が終わるか、その前に自分が倒れてしもたら何にもならへんから。元気でやりたい、番組が続いてほしいという思いがありました」と振り返った。認定されたときは「『(発表までは)ちょっと内緒にしといてください』と言われて、言いたくて言いたくて。こんだけやったで!って(うずうずした)」と明かし、記者たちを笑わせた。

 今後について文枝さんは「これからどれくらいできるか分かりませんけれど、どこでどうなっても悔いはないと思っています」と語ったが、「(明石家)さんまさんの番組、いろいろやってて長いのもありますが、彼にだけは抜かれたくない。頑張んなきゃ」と、ライバル心を燃やした。

 会見には、1997年から第7代パートナーを務めている山瀬まみさんも登場した。文枝さんに花束を手渡した山瀬さんは「改めて本当にすごい方と仕事させていただいた」といい、「長きにわたる努力が、今日こうやって形になって報われた。有名アイドルグループのリーダーが言ってましたが、『努力は必ず報われる』。まさに今日だなと思います」と、文枝さんの偉業をねぎらった。

 番組では「祝!45周年」の一環として、6月にカナダ・バンクーバーで実施した公開収録の模様を7月5、12日に放送。また、これまで番組に出演した約4000組以上の夫婦をモデルにした1話完結のオリジナルマンガを月刊誌「JOUR すてきな主婦たち」(双葉社)で6月号から連載をスタートさせる。3日からは同番組でおなじみの「いらっしゃいポーズ」や「椅子こけ」などを再現したLINEスタンプも発売する。さらに、番組初のドラマ化(年内放送予定、ABCローカル)も決定。文枝さんと山瀬さんがそれぞれ選ぶ「これまでで一番○○だった夫婦」を厳選し、本当にあったラブストーリーになるという。

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