押井守監督:主演女優抜てき理由は「人殺しても不思議じゃない顔」

「東京無国籍少女」トークイベントに登場した(左から)金子ノブアキさん、清野菜名さん、押井守監督
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「東京無国籍少女」トークイベントに登場した(左から)金子ノブアキさん、清野菜名さん、押井守監督

 押井守監督が16日、東京・新宿の新宿TSUTAYAで行われた映画「東京無国籍少女」(25日公開)のトークイベントに登場。主演に抜てきした女優の清野菜名さんについて「(初対面の際)かわいいとか美人とかいう以外に、なんか、可能性を感じた。人殺しても不思議じゃない顔をしていた」と発言し、会場をびっくりさせた。

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 「東京無国籍少女」は、事故で心身に傷を抱えた若き天才アーティストの藍(清野さん)が、彼女を利用しようとする大人や嫉妬深い同級生に囲まれての学園生活を送るというストーリーで、映画のラスト15分に“衝撃の展開”を迎えるという。キャスティングについて、押井監督は「最初は書類選考。自分の中に選ぶ基準がなかったから、見ても区別が付かなかったが、ただ一人だけ今風じゃない子がいた」と清野さんを選んだといい、“人殺しても不思議じゃない顔”について「この人が銃を持った時に絵になるかどうか、ナイフなのか、ドスなのか。見るところが違うんだよ」と釈明した。

 初主演となる清野さんは押井監督の抜てきに「すごくうれしかったんですけれど、まだ自分は経験が少なかったので、こんなに早く主演ができるんだという驚きもあった」と、戸惑いと驚きがあったことを明かした。

 イベントには、清野さん、押井監督のほか、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキさんも登場した。映画が完成してから見たという清野さんのアクションについて金子さんは「初めて見た人は『こいつ誰だ』と絶対思っちゃう。見たら絶対ファンになる。海外からもお話が来ると思う」と大絶賛した。

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