タレントの堺正章さんが父、タレントの岡田美里さんが母という家庭に生まれた堺さんの次女で大学4年生の堺小春さん(21)が22日、東京都内で出演する舞台「転校生」のゲネプロ後に会見。今回の作品で約8年ぶりに芸能界復帰を果たした小春さんは「この舞台から再デビューできたのは、すごくいいきっかけになったと思う。これを機に21世紀に羽ばたく女優さんになれたら」と意気込み、今回の舞台の出来を聞かれると「星三つです!」と父顔負けでアピールした。
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小春さんは6歳で初めてダンスカンパニーの舞台に立ち、10歳でミュージカル「アニー」に合格し、ストリートチャイルド役を務めたが、その後は学業優先で、芸能活動は2007年にNHKの時代劇「夏雲あがれ」に出演して以来8年ぶり。今回のオーディションも「たまたま舞台を見に行ったときにチラシが入っていて、『受けなきゃ』と思った」という小春さん。
父・正章さんからは連絡の頻度が上がったそうで、「お父さんからすごくメールが来るんですよ。『けいこで苦しみ、本番で楽しむべし』と来て、ああなるほどと思った」とアドバイスを受けたという。正章さんも舞台を見に来る予定だといい、「(初日の)今日じゃないと思いますけど、見に来るのが楽しみみたいです」と明かしていた。
舞台は1994年の初演以来、高校演劇のバイブル的存在となっている平田オリザさん作の戯曲で、ある高校生たちの一日が「同時多発」会話で繰り広げられる群像劇。1474人から公募で選ばれた女優21人が女子高生を演じ、本広克行さんが演出を担当したが、映画監督らしく映像を使った斬新な演出も取り入れる。
舞台には、岩井俊二さんプロデュースのドラマ「なぞの転校生」(テレビ東京系)に主演した桜井美南さん、朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で月曜レギュラーを務める石山蓮華さん、映画「幕が上がる」にも出演した伊藤沙莉さんらも出演しており、堺さん、本広さんとともに会見に出席した。舞台は22日~9月6日にZeppブルーシアター六本木で上演される。
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