西田二郎プロデューサー:“視聴率を動かす”レジェンドが現場復帰 女子会トーク「カラット アゲアゲ」で斬新演出

「カラット アゲアゲ」の司会を務める友近さん(左)と西田二郎プロデューサー
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「カラット アゲアゲ」の司会を務める友近さん(左)と西田二郎プロデューサー

 お笑い芸人の友近さんを司会に、さまざま女性ゲストたちが台本なしの自然体で繰り広げる“女子会”トークバラエティー「カラット アゲアゲ」が13日深夜2時9分から、読売テレビ(関西地区のみ)で放送される。番組は、「ダウンタウンDX」の名物プロデューサーとして知られ、深夜番組で“視聴率を動かす”企画を実行した“レジェンド”の西田二郎さんが、営業企画開発部長から現場に“復帰”して制作。バラエティーの新たな演出に挑戦するという。

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 番組は、「頑張る女性を応援したい」をテーマに、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春奈さんや、現役キャバクラ嬢の如月あいみさん、尼僧の英月さん、男装モデルのルウトさんらさまざまタイプの女性ゲストが一切台本なしでトークを繰り広げる。また、同じ年齢で境遇は全く異なる2人の女性の1日を追った「おない」や仕事や家事に忙殺されて女性としてのときめきを忘れがちな女性がキャバクラ嬢に変身する「キャバデレラ」といったVTR企画も放送される。

 トークのオープニングは、「たまり」と呼ばれるスタジオの片隅のスペースのパイプいすに座って、とりとめない話をするところからスタートし、空気が暖まったところでセットに移動。さらにバラエティー番組ではおなじみのテロップを必要最小限しか使わず、映像と音声でじっくり訴えるという斬新な演出で作られている。セットも台湾の中華料理店の待合室をイメージしたもので、友近さんは「番組のディレクターと別番組の台湾ロケで訪れた先とそっくりで、自然体でいられる」といい、本音を引き出す工夫がなされている。

 西田プロデューサーは、1990年にADを務めていた深夜番組「EXテレビ」で、視聴率調査機を持つ視聴者に、同時刻に放送が終了しているNHK教育テレビにチャンネルを変える呼びかけをする企画を出し、通常0%だった視聴率を約2%に押し上げ、日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門最優秀賞を受賞。「ダウンタウンDX」ではツイッター連動を仕掛けて、視聴率上昇を実証するなど“視聴率を動かす男”の異名を持つ伝説のプロデューサー。今年1月から営業開発部長として制作現場から離れたが、再びバラエティー制作に乗り出した。

 今回の演出について西田さんは、「昔は『字で画(え)を汚すな!』と、よう怒られた。画面全体に文字があふれ、つい、字を追うことで精いっぱいになりがちな『現代のテレビ』でなく、じっくり映像だけを見せることで情緒や情景を楽しんでほしい」と話している。

 番組は13日深夜2時9分から、ほかにタレントの春香クリスティーンさん、吉木りささん、モデルの杉山佳那恵さん、 ヘアメイクアーティストのJUNJUNさん、が出演する。また、10月11日深夜にも、モデルの益若つばささん、元NMB48の山田奈々さん、経営者の安藤美冬さん、振り付け師のKABA.ちゃん、臨床心理士の山名裕子さん、バイオリニストのAyasaさんらをゲストに放送予定。

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