プロの運び屋(トランスポーター)の活躍を描くアクション映画「トランスポーター イグニション」(カミーユ・ドゥラマーレ監督)が24日に公開される。「トランスポーター」シリーズは、リュック・べッソンさんが製作・脚本を手がけ、ジェイソン・ステイサムさんが依頼品を運び届ける訳ありのトランスポーターのフランク役で主演した人気シリーズで、これまで3作が公開された。シリーズ最新作となる今作では、エド・スクレインさんが2代目のフランクを演じている。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
プロの運び屋フランク・マーティン(スクレインさん)に、妖艶な美女・アンナ(ロアン・シャバノルさん)からの依頼が舞い込む。フランクが待ち合わせ場所に到着すると、フランクの愛車に3人の美女が乗り込んでくる。銃を突き付けられ、人質に取られ猛毒のため命の期限が12時間に迫った父親の映像を見せられたフランクは、プロの運び屋のルールを侵害され憤慨する。自らのルールや父の命の間で揺れ動きながらも、フランクは愛車を発進させる……というストーリー。
約6年ぶりの最新作にしてシリーズ4作目となる今作は、主演俳優が代わるなど新たなシリーズの始動を予感させるが、基本設定や“お約束”の要素も引き継がれ、新旧両方のファンが楽しめるような工夫されている。そしてシリーズもう一つの主役とも呼ぶべき主人公の愛車はアウディ8Sが使われ、その流麗なデザインだけでもカッコいいが、スマホで車を多彩に操作できるなど近未来的なギミックが描かれ、“男子”的にもかなり魅力的だ。そして愛車を駆ってのカーアクションはド派手かつキレキレで、シリーズを通しても最高クラスの完成度。しかも空港内を走り回るような表現もあったりと、ちょっとした笑いもちりばめられ、飽きさせず楽しませてくれる。2代目フランクのスクレインさんはスタイリッシュで、その父親にして相棒のフランク・シニア(レイ・スティーブンソンさん)の存在感とダンディーさが物語に絶妙なスパイスを与え、“らしさ”と新しさがうまく融合した作品に仕上がっている。24日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の大ヒット御礼舞台あいさつが12月23日、東京都内で開かれた。イベントでは…
東宝の2025年の配給作品ラインアップ発表会が12月23日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で行われ、2024年の興業収入などが発表された。市川南取締役専務執行役員は、…
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…