遠藤憲一:勝新と比べられる……盲目の市「やりたくなかった」

BS日テレの時代劇「佐武と市捕物控」の制作発表会見に登場した遠藤憲一さん
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BS日テレの時代劇「佐武と市捕物控」の制作発表会見に登場した遠藤憲一さん

 俳優の遠藤憲一さんが25日、東京都内で行われたBS日テレの時代劇「佐武と市捕物控」の制作発表会見に、主演の小池徹平さんと登場。盲目の居合の達人・市を演じている遠藤さんは「初めて見た邦画が勝新太郎さんの『座頭市』だった。よくまねをしていましたけど、こういう役をやると勝新太郎さんと比べられるので、どちらかと言うとやりたくなかった」と本音をぽろり。それでも「光栄なこと。全力の限りやらせてもらった」と語った。

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 また、遠藤さんは「こういう役はあまり背が高くてひょろっとしている人は合わないなって思っていた」といい、「立ち姿を鏡に映して役作りをすることはめったにないんですけど、今回は立ってどういう姿勢がしっくりくるのかなってところから始めた」と説明。「声を作るっていうこともあんまりしないんですけど、素の声でしゃべってみたらなんか違和感があって。トーンを落としてみたら、『これ合うな』ってなって。初めて声を変えて役作りもしてみました」と苦労を明かした。

 「佐武と市捕物控」は、石ノ森章太郎さんのマンガが原作。下っ引き(したっぴき)の佐武(小池さん)とあんまを生業(なりわい)とする盲目の居合の達人・市がひょんなことから相棒になり、江戸で難事件の解決に挑む。スポーツジャーナリストの増田明美さんが時代劇では初となるナレーションにも挑戦し、遠藤さんは「絶対に女性の声がいいと思って。数年前からマラソンの解説の増田明美さん、なんていい声なんだろうってずっと思っていて。今回思い切ってプロデューサーに言ってみたら決まった。自分も楽しみです」と明かしていた。

 ドラマは12月19日午後7時から放送予定。

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