「ペーパー・ムーン」(1974年)などで知られるピーター・ボグダノビッチ監督の長編としては13年ぶりとなる最新映画「マイ・ファニー・レディ」が19日に公開される。ニューヨークのブロードウエーを舞台に、コールガールからハリウッドスターとなった女優と、成功へのきっかけを与えた舞台演出家の男が出会ったことから始まる騒動を描くロマンチックコメディーだ。2014年の第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門では、「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」のタイトルで上映された。随所にちりばめられたハリウッド黄金期へのオマージュが笑いを誘う。
あなたにオススメ
朝ドラ「風、薫る」徹底特集! 見上愛&上坂樹里がヒロインに
かつてコールガールをしていたハリウッドスターのイザベラ・“イジー”・パターソン(イモージェン・プーツさん)は、スタジオで記者からインタビューを受ける。イザベラは、偶然出会った演出家のアーノルド・アルバートソン(オーウェン・ウィルソンさん)から「君の将来のために3万ドルをプレゼントする」という奇妙な申し出をされ、人生が一変した日について語り出す……というストーリー。
1930~40年代に一世を風靡(ふうび)した“スクリューボールコメディー(風変わりな男女がけんかしながら恋に落ちるラブストーリー )”へオマージュをささげた今作は、自己中心的なセラピストをはじめ変人・奇人なキャラクターが勢ぞろい。当人たちが意図しないところでつながり、絡み合っていく人間模様をつむぎ、腹がよじれるほど笑わせてもらった。男性の欲望と女性の出世欲が合致したことから始まるドタバタ劇は、ともするとドロドロしてしまいそうだが、愛らしくもバカバカしい人情味あふれる人物たちのお陰で、軽妙な味わいに仕上がった。至るところに見え隠れするカメオ出演のキャストも含め、映画への愛をひしひしと感じさせ、転がるように進む物語はリズミカルで爽快だ。19日からヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
赤塚不二夫さんのマンガ「おそ松くん」が原作の「おそ松さん」のアニメ、実写映画、舞台の“異次元コラボ”ビジュアルが公開された。5月24日の六つ子の誕生日を記念した前代未聞のコラボで…
菅井友香さんと中村ゆりかさんのダブル主演で、5月15日に公開された映画「チェイサーゲームW 水魚の交わり」。同作で、樹(菅井さん)と冬雨(中村さん)の、中学生になった娘・月を演じ…
人気シリーズ「トムとジェリー」の劇場版アニメ最新作「トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤(コンパス)」(クロックワークス配給)が5月29日に公開される。本編中、お調子者のトムが…
人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さんの主演映画「SAKAMOTO DAYS」(福田雄一監督)で、主人公夫婦の大切な一人娘・坂本花を演じた吉本実由さん。2023年の連続ドラ…
俳優の芦田愛菜さんが5月22日、東京都内で行われた映画「ミステリー・アリーナ」(堤幸彦監督)の公開初日舞台あいさつに出席。アクション挑戦に意欲を見せる一幕があった。