岡田准一:エベレストで言語トラブルも自らせりふをネパール語に 平山監督「助かりました」

名古屋市内で行われた映画「エヴェレスト 神々の山嶺」の舞台あいさつに登場した平山秀幸監督
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名古屋市内で行われた映画「エヴェレスト 神々の山嶺」の舞台あいさつに登場した平山秀幸監督

 人気グループ「V6」の岡田准一さんが20日、名古屋市内で行われた映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」(3月12日公開)の舞台あいさつに、平山秀幸監督と登場。平山監督が、撮影で訪れたエベレストの高地で、現地のキャストが英語を話すはずが話せないというトラブルがあり、岡田さんに助けられたことを明かすと、岡田さんは「(標高)4000メートルぐらいのところで監督とプロデューサーが(現地キャストと)けんかをしていて。それなら、僕(の役)が(ネパール語を)分かるという設定に変えて、英語のせりふだったところに、ちょっとずつネパール語を混ぜた方がいいんじゃないですかって(提案した)」と明かした。

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 平山監督は、現地でのトラブルを「(シェルパ役の)重要な役の人物が、英語を話すという約束だったのに、会うと全く英語がしゃべれずに、どうするんだとなった」と振り返り、「岡田さんが『俺がネパール語でしゃべればいい』と、毎晩スタッフの人に囲まれてネパール語を勉強しつつ、リハーサルをやってくれた。助かりました。あれがなければ……」とコメント。完成した映画は「なんのトラブルもなかったようにスムーズにしゃべってくれています」と感謝していた。またこの日は、2013年に日本人女性として14人目にエベレスト登頂を果たしたという愛知県豊川市出身の稲吉佑紀さん(豊橋山岳会在籍)もゲストとして登場した。

 映画は、夢枕獏さんの小説「神々の山嶺」が原作。岡田さん演じる山岳カメラマンが、阿部寛さん演じる「孤高の天才クライマー」と呼ばれる男性と、尾野真千子さん演じる兄を雪山で失った女性と出会い、エベレスト登頂に挑む姿を描く。撮影は、キャストとスタッフがエべレストに約10日間かけて高度順応しながら登り、標高 5200メートル地点で行われた。

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