忍者のコスチュームで愛知県の魅力をアピールする「徳川家康と服部半蔵忍者隊」が、中部国際空港(セントレア、愛知県常滑市)で4日、観光客のおもてなしやパフォーマンスを行う「NINJA空港プロジェクト」をスタート。この日、旅客ターミナルビル4階のイベントプラザステージでイベントを行った。中心メンバーの服部半蔵は「愛知県とセントレアを大いに盛り上げ、全世界に向け、徳川家康様の天下太平の意志を発信してまいります」と独特の口調で、愛知県を世界へPRすることを誓った。約400人の観客が集まり、忍者隊の英語を織り交ぜたアクロバティックなパフォーマンスに歓声を上げ、拍手を送っていた。
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忍者隊は、服部半蔵を含む7人の忍者と、その主君で名古屋の魅力を発信する「名古屋おもてなし武将隊」の徳川家康の計8人で構成。2015年7月に発足し、名古屋城(名古屋市西区)などでパフォーマンスを披露している。
この日は、愛知県の大村秀章知事も忍者姿で出席し、同プロジェクトのスタートを宣言。忍者隊へ「武将のふるさと、愛知を盛り上げ、世界中に愛知、名古屋を売り込んでいただきたい」と期待を寄せた。「名古屋おもてなし武将隊」の織田信長と豊臣秀吉らが応援隊として駆けつけたほか、中部国際空港の友添雅直社長も出席した。
忍者隊は同日から、セントレアで土・日曜と祝日に活動を行う。海外からの渡航者が多い時間帯に合わせ、午前8時~同45分に2階到着ロビーの国際線到着口で写真撮影などの“おもてなし”を行うほか、午前9時~同20分にイベントプラザステージで「演武」と呼ばれるパフォーマンスを行う。17年3月末までを予定。