濱田岳さん主演のスペシャルドラマ「釣りバカ日誌~新入社員浜崎伝助~」(テレビ東京系)が2017年1月2日午後9時から放送されることが27日、明らかになった。東京都内で同日に開かれた会見で発表された。同局では1980年以降、毎年1月2日は大型の時代劇を放送するのが恒例となっていただけに、濱田さんは「役者として臨むには、責任感が伴うオンエア日だなと思いました」とプレッシャーを明かした。
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それでも、濱田さんは「『釣りバカ日誌』は大先輩たちが作り上げたすばらしい作品。若手俳優の僕には背負いきれない看板と思っていたけど、みんなが僕の小さな背中に看板を背負わせてくれている。これは思い切りやるしかないと臨みました」と思いを語った。
「釣りバカ日誌」シリーズは、やまさき十三さん作、北見けんいちさん画のマンガが原作で、1988~2009年に西田敏行さんと故・三國連太郎さんのコンビで映画シリーズ22作が製作された。「新入社員 浜崎伝助」は初の連続ドラマとして15年10月期に放送。15年の東京を舞台に、大手建設会社の「鈴木建設」に就職した“釣りバカ”のハマちゃんこと浜崎伝助(濱田さん)が、自分が勤める会社の社長と気づかずにスーさんこと鈴木一之助(西田さん)と釣りを通して親しくなり、さまざまな珍騒動を引き起こす姿を描いた。
スペシャルドラマは三重県伊勢志摩が舞台で、入社2年目を迎えたハマちゃんが、会社の大プロジェクト「フィッシングワールド」の視察のため初の出張を命じられ、出張先で、かつて恋心を抱いていた亜季(比嘉愛未さん)と偶然の再会を果たす……というストーリー。
会見には濱田さん、西田さん、比嘉さん、広瀬アリスさん、吹越満さんが出席。濱田さんはハマちゃんを演じて以来の状況の変化について「街を歩いていても、うれしいことに“金太郎”か“ハマちゃん”か、というふうに子供に声をかけてもらえるようになって。金太郎だけかと思っていたんですけど」と笑顔で明かした。
4月に頸椎(けいつい)亜脱臼の手術を受け、現在もリハビリ中という西田さんは「だいたい歩行も戻りつつある」と回復状況を明かし、「そんな中で出会った釣りバカという作品の中で、もう少し役者として生きなきゃだめだよ、と神様から言われているようなね……そういう気がしたので、来年は一生懸命いろんなお仕事にチャレンジさせていただきたいなと思う」と意気込みを語った。
また、初の母親役に挑戦した比嘉さんは「30歳になって初の作品で、自分にとっても忘れられない作品になりました。(母親役は)まだお母さんになってないのでどういう感覚か分からないですけど、(子役の子と)ずっとそばにいると母性というか、愛情が出てくるんですよ」と手応えを明かしていた。
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