俳優の中村蒼さんが2月に放送をスタートする連続ドラマ「真昼の悪魔」(東海テレビ・フジテレビ系)に出演し、主演の田中麗奈さんが演じる美人外科医の悪事を暴こうとする小説家志望の青年、難波聖人を演じることが3日、明らかになった。クランクインは今月中旬で、中村さんは「僕の中では田中麗奈さんのイメージは“悪”とは正反対なので、そんな方がどのように変貌を遂げるのかが楽しみです」と期待を膨らませている。
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ドラマは、東海テレビが制作するドラマ枠「大人の土ドラ」の第5弾。1980年に発表された遠藤周作の医療ミステリーを初めて映像化し、ユースケ・サンタマリアさん主演で2016年4月に放送され話題となった同枠第1弾の心理サスペンス「火の粉」のスタッフが再集結して制作する。田中さんが初めて医師役を演じ、「火の粉」に出演した伊武雅刀さん、大倉孝二さんも出演する。
中村さんが演じるのは小説家を目指しながら、塾講師のアルバイトをする難波で、緊急入院した病院で担当医となった葉子に好意を持つが、やがて葉子に疑問を持ち始め、その悪事を暴こうとしていくという役どころ。
中村さんは「遠藤周作さん原作の作品に出られること、すてきな役者の先輩方と共演できることを大変ありがたく、実際に作品に入るのが本当に楽しみです」とコメント。ドラマについて「台本を読んで、なぜか悪魔的な行為をする葉子に興味が湧いている自分がいて、なぜこんなことをするのか、何がきっかけなのか。気が付いたらそのことばかり考えていました。今まで僕が想像していた『悪』というもののイメージが変わったような気がしました」といい、難波が最も視聴者の目線に近い存在であることから、「難波がひもといていくので、同じ目線になってこの作品を楽しんでもらえれば」と呼びかけている。
また東海テレビの遠山圭介プロデューサーは中村さんの起用理由について「憧れから疑惑、そして絶望から憎悪へと、難波の葉子に対する気持ちは次々と変化し、揺れ動きます。若いながらも経験豊富で、幅広く演じ分けられる技量を持つ中村さんは、そんな難波のイメージにぴったりだと思いました」と語り、「毎回どんな表情を見せてくれるのか楽しみです」と期待を寄せている。
放送は2月4日から毎週土曜午後11時40分から。
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